病院のそばを通ると目にする「調剤薬局」の文字。・・・調剤薬局にはいつ行きますか?
処方箋を持ってないと入りにくいな・・・正直私はそう思っています。むしろ処方箋がなかったら入ってはいけないような気さえ。あの処方箋はいわゆる「入場資格」のような役割なのでは・・・と。皆さんはどうでしょうか?
「いえいえ、そんなことはありません!散歩がてらに寄ってもらってもいいんです!」そうお答えいただいたのは佐渡病院すぐ近くの共栄堂薬局さど店の後藤頼介(ごとうらいすけ)さん。
散歩がてらに寄っていい薬局?!そんなに気軽で身近な存在なんですか??とても気になります・・・。
今日ご紹介するのは共栄堂薬局。薬剤師さんを大募集です!
共栄堂HP:https://kyoueido.net/

佐渡病院の前の道を通るとすぐわかりますよね!
薬局はサービス業!人とのコミュニケーションツールとしてのお薬
お話を伺った後藤さんは佐渡出身。高校卒業後、佐渡を離れ北海道の大学に進学しました。
「大学在学中、同郷出身の友人に誘われ、軽い気持ちで新潟県で開催された合同企業説明会に参加しました。そのとき共栄堂との出会いがあったんですが、当時はまだUターンしようという気持ちが湧かなくて・・・。担当者の方と連絡先は交換したんですけど、すぐに新潟へという気持ちにはならなかったですね。まだ北海道にいたかったんです。」
そして、卒業後そのまま札幌の薬局に就職。・・・合同企業説明会から14年。転機が訪れます。
ある日突然、知り合いを通じて共栄堂から後藤さんに連絡が入ります。
「14年前のことですから、びっくりしました。自分の生まれ育った佐渡で新規事業を立ち上げるというお話で。たくさんの優しさや愛情をもらって育った佐渡にいつか恩返しをしたいなと思っていたので、ご縁を感じましたね。詳しいお話を聞きたいと言ったら、早速メールや電話で何回もやり取りし、実際に面談することとなったのです。」
すごい熱意!
2017年新規事業立ち上げ準備のためにUターン、現在に至ります。

共栄堂薬局さど店管理薬剤師の後藤さん
以前お勤めの薬局と佐渡の薬局の地域性・地域差はありますか?
「ありますね、島ならではの人との近さを日々感じます。薬局利用者様との距離は本当に近いです。野菜や果物のおすそ分けをよくいただきますし、開店準備で外にいたらウォーキングしている利用者様と立ち話になったり、飼ってるペットの話をしてくれたり、娘さんの結婚式の話をしたりと田舎ならではのアットホームな雰囲気が好きです。」
私が持っていた調剤薬局のイメージと全く違う店舗の様子に驚きました!
「話を聞いてほしいというニーズがここには確実にありますね。こちらもその日々のコミュニケーションの中で、モニタリングが出来ますし普段の調子も知ることが出来ます。お薬を渡して終わり、ではなくコミュニケーションをお互いに楽しんでいますね。薬局は『接客業』だと思っています。私にとって薬剤師という職業やお薬というのはコミュニケーションツールなんです。」
インタビュー中、何度か後藤さんは呼ばれて席を立ちました。利用者さんとのやりとりがドア越しに聞こえたんですが、「先生の顔見ないと帰れないわ」と楽しそうに話す様子、「昨日もらった薬の飲み方はこれであっていたのか」という問合せの電話など後を絶ちません。皆さん、後藤さんと話すのを楽しみに薬局を利用しているんですね。

「外仕事に!」など佐渡にあった手作りの案内♪
反対に大変なことありますか?
「そうですねぇ・・・。離島ならではの話になるんですが、薬の流通の問題は悩むことが ありますかね。薬は本土から届けてもらうんですが、台風や冬場など船が運休しそうなとき には多めに発注したり、時には他の薬局に小分けに行くことが多くなったりといった対応 があるんですが、もう当たり前になっているので、そんなに大変でもないですね(笑) あとは・・・離島の薬局という意味では特に大変だとは感じていません。むしろ私は人と話をして、色んな方との交流を図りたいと思っていて店舗展開もそのようにしています。そういうのが苦手な方には大変だなと感じるかもしれませんが、地域に根差した薬剤師を目指す方には向いていると思います。」
地域密着、かかりつけ薬局を目指して
次にお話を伺ったのは採用担当の丸山さんです。
「1948年の創業から共栄堂は一貫して患者さまや地域の皆さまの健康と医療のサポートに取り組んできました。薬剤師を取り巻く環境は大きな転換期を迎え、「地域の健康維持のために尽くす存在」へと変化しています。近年注目されている地域包括ケアシステムにも早くから参加、在宅医療の専門部署を設置するなど積極的に取り組んでいます。
また、医師の開業からを支援し、サポートしていくことで、医師とそして患者様、地域の方々に寄り添った薬局を目指していきます。そして地域の方々に必要とされる店舗展開を進めることで地域に密着した薬局を目指します。これからは「あの薬局に行こう」そんな風に思っていただける”かかりつけ薬局”を目指してます。
まさに、先ほど後藤さんに伺った内容は共栄堂薬局の企業理念そのものなんですね。共栄堂薬局さど店では確実に「あの薬局に行こう」と利用者さんたちが思っているように感じました!
ところで、医療系のお仕事は忙しいイメージがありますが・・・。
「当社はブロック・エリア制により有給取得率70%と、有給は取得しやすい環境となっております。女性の産休は100%、育休もほぼ100%となっています。男性の育休実績も増えているんですよ。他には福利厚生の一環として年に2回、店舗ごとでの交流会(納涼会、忘年会等)を行っています。」

共栄堂さど店内
これからの展開などを教えてください!
「新潟県内94店舗、山形県内11店舗を展開しており、新潟県内では店舗数NO.1です。さらに事業展開を行っていき、新潟県内100店舗を目指します。
また、今求められている「医療の機能分化」「オンライン服薬指導」など業務のデジタル化に対応し高齢化が進む地域医療の中で、医師や多職種と連携して患者様へ貢献すると共に、プライベートを充実させ、仕事にもやりがいをもって望める、ワークライフバランスの取れた会社であり続けます。」
研修制度はありますか?
「研修は大きく分けて3つあります。まず1つ目、グループとして新入社員研修は社会人基礎研修、マナー講座、電話応対等の基礎内容から処方監査、疑義照会等の実践的内容まで安心して店舗配属できるようにサポートしています。2つ目は店舗研修です。研修店舗配属時、年次の近い薬剤師が指導にあたるFL制(新入社員リーダー制)を導入し、マンツーマンでの指導を実施。研修店舗は総合病院前の店舗を基本とし、適正・本人希望を考慮の上本配属を検討しています。配属先店舗により知識が偏らないように、各科目別の症例検討会も開催しています。最後にキャリアアップ研修です。保険薬局研修・web薬剤師研修などがあります。また研修認定薬剤師資格取得にむけた費用は会社が全額補助します。専門資格取得補助等もございます。」
店舗研修はチームワークを、キャリアアップ研修では自分自身を高める場としてきめ細かな研修制度があるんですね。
佐渡で実現。ワークライフバランスのとれた自分らしい働き方
後藤さんは佐渡へUターンされたときギャップを感じることはありませんでしたか?
「実は北海道に住んではいましたが、ちょこちょこと帰省してたんです。飲み会があるよと言われれば3連休に帰ったりと・・・親戚、同級生、先輩、後輩色んな人に会っていましたね。なのでさほどギャップは感じませんでした。同級生は医療関係の研修に行くと、それぞれ職業人として現場で活躍していて思わぬコラボが実現することもあります。Uターンにとっても人との繋がりは大切ですね。大人になってからの関係性がありますから。」
唯一あるギャップ(?不満?)は「終電」や「タクシー」がないことと笑う後藤さん。「退勤後のちょっと一杯がやりづらいですよね。」
北海道時代からの趣味のロードバイク。
時間を見つけては島内各所を走っているそうです。
「小さい路地を見つけては探検、冒険しています。休日は友人と島を半周したり・・・ロングライドというスポーツ大会にも参加していますよ!せっかくUターンしたので佐渡だからこその楽しみを満喫しています。趣味を持つことで職業や出自、年齢を超えて更に色んな方と繋がれるのが佐渡のよいところです!色んな方との交流や周りに対して色んなアンテナが張れるように心掛けています!」
最後に応募を検討されている方に一言いただきました!
丸山さん「新潟県内の書店でも、佐渡特集の本が数多く出版されたりして、佐渡が注目されています。是非、仕事とプライベートと充実できる佐渡で働いてみませんか(^^♪」
後藤さん「トキや海、田んぼ、畑、青空、時には荒波・・・ある意味都会にはない恵まれた環境で、お仕事をしてみるのも長い人生の中の一つの選択肢としていかがですか!一緒に島を盛り上げてくださる方のご応募を心待ちにしています!」
実家のある佐渡に帰りたいと思っているUターンの方!佐渡で趣味も仕事も両立したいというIターンの方、朗報です!!
なんと来年度(2023年度)共栄堂さんでは佐渡での新規事業の立ち上げを予定しています!新たな盛り上がりにオープニングから携わってみませんか?
そんな共栄堂薬局さど店の募集要項はコチラ!
応募・お問い合わせは 株式会社共栄堂 丸山さんまで!(025-383-1200)
共栄堂HP:https://kyoueido.net/