【離島移住】両津の飲み屋事情 Part2

こんにちは、両津大好き棚村です!
みなさん、夏の佐渡を楽しんでいますか?

今回は前回に引き続き、『両津の飲み屋事情』をご紹介!

Part2の今回は、
両津エリア
『少人数でしっぽり楽しめるお店』&『お肉料理を楽しみたい時におすすめのお店』
のお店を、私の個人的なコメントとともにご紹介していきます! 営業時間など、詳しい情報は変動があるためご自身で検索していただけると幸いです。

 

お店紹介のその前に!

両津(佐渡)のお店に行く前に確認すること

さどメシランに登録されている「つぼ八」や、若い料理人がチャキチャキとお店を切り盛りしている金井・佐和田・真野エリアの新しい飲食店と比べると、ご店主がややご高齢の方が多い両津エリア。(若い人による新しいお店もできています)

どのお店にも言えることですが、一度にたくさんの人が押し寄せると対応できないため、「無理です!」の言葉が、つっけんどんで冷たい印象を受ける…という観光の方の声を聞くことがあります。

…そりゃ無理でしょ!!!

年末年始や長期休暇、佐渡に限らず新潟市内でも「これから10名で行けますか?」に対応できるお店はそこまで多くないと思いますし、きっと皆さんも事前に予約するはず。

島だって、混む時は混む。
どうにかなるでしょ、と判断した結果、コンビニディナーでしたとならないように事前のご予約がおすすめです。

また、飲食店に限らず、佐渡旅行の際は ❷ 現金の準備 をしておきましょう。Paypayなどの決済方法の選択肢も増えてきましたが、現金払いのみのお店の方が多い佐渡。クレジット決済は手数料だって馬鹿になりません。「これからも長くこのお店が続きますように!」という気持ちで、現金でお会計をするとスマートです。

それでは、本編スタートです!

 

少人数でしっぽり楽しめるお店

両津の裏町にある、通称「親不孝通り」には、「とき」などスナックのお店を含めた、数軒のお店が軒を連ねています。最近友人に連れられてはじめて入ったこちらの『天下一』は、おつまみが2000円~の定額でその日のおばんざいが続々と運ばれてくるスタイルのお店で、その日は旬の山菜やお魚などを提供していただきました。(メニューもありますがほぼ無いと同義…笑)

カウンター数席のほか、4人ほど座れるテーブル席が2つほど。なかなか暖簾をくぐるのに勇気がいるかもしれませんが、ママが優しく迎えてくださる家庭的なお店です。クローズがやや早めなので、0次会にも良いですね!

 

こちらも親不孝通りの中にあるお店、『男の台所 タロー』。カウンター数席+畳の小上がり席に4名テーブル×4卓。

両津の住民から「タロマス(タローのマスター)」と呼ばれるご店主が切り盛りされているお店で、お料理もオールジャンルでそろっています。

居酒屋ですが、ナポリタンや焼うどんなどの主食系も人気があり、ノンアルデーの人がいても連れていきやすいお店です。壁に貼ってあるメニューからその日の気分にぴったりのメニューを探してみてはいかがでしょうか?

 

親不孝通りから少し外れ、こちらは真っ赤な扉が特徴の『おんでこ』に来ました。夕方の早い時間からカラオケの声が聞こえるし、中が想像できない店構えに私もずっと入れていなかったのですが、新穂の祭で出会ったおっちゃんに「おんでこのトーストは食っとけ!」と勧められ、先日おそるおそる入店…!

店内は民芸品が飾られていて、午後3時頃から空いてるのよ~と話すママがお出迎え。目の前のテレビを見ながらのひとりのみもいいな~と思わせるお店でした。

ジャンル的にはスナックなのですが、食べたメニューがお通しのパスタサラダ、おっちゃんおすすめのホットトースト、祭のために作ったおまけのお稲荷さんと炭水化物まつりだったため、食事(?)としてのカウントです。笑

 

お肉料理を楽しみたい時におすすめのお店

毎月3・13・23日はランチステーキが500円引き!『Sun the Bar』は夷地区と湊地区にかかる両津橋のすぐそばにあるお店です。ウイスキーをはじめとするお酒の種類も豊富で、ステーキやソーセージ、ハム、ピザなどと一緒に楽しめます。

カウンター4席+4名掛けテーブル×2と、こちらも少人数での利用または貸切での利用がおすすめ。コースメニューや飲み放題メニューもありますよ。

Sun the Bar 店主Instagram

 

元々はお二階で定食も提供していた『肉の九兵衛(くへえ)』は、両津で唯一の焼き肉店です。現在も学校給食にお肉を卸しているとのことで、厚切りの牛タンは佐渡イチのおいしさ!!!  うま辛な特製キムチと、〆のカルビクッパもお忘れなく…!

基本的にはご店主がおひとりで営業されていて、あまり大人数だと「え~~~」と渋い顔。笑 お肉はもちろん、チャキチャキのお母さんが大好きなので事あるごとに行ってしまう名店です。

注文は同じものならまとめて、なるべく注文を受ける側の気持ちに寄り添ってオーダーくださいね。事前予約推奨です!

 

続・海鮮料理を楽しみたい時におすすめのお店

先日、SUIスタッフ出﨑のおすすめで『四季彩 味よし』にて、佐渡産のマグロの贅沢すぎる丼をいただいたので、「続・海鮮料理を楽しみたい時におすすめのお店」として追加…!

四季彩 味よしは、かつて帝国ホテルで板前を努めていたご店主が腕をふるう、和食店です。刺身・煮魚・焼魚・揚魚から2品選べるよくばり定食が人気で、店主の捌く様子が間近で見られるカウンターと、3卓の小上がり席があります。

この日食べたマグロは、佐渡の港で100㎏クラスの大物を仕入れたというもの! 上品な脂は食べ飽きすることなく、スルスルと胃袋の中に泳いでいってしまいました。

四季彩 味よし Instagram

 

【離島移住】両津の飲み屋事情 Part1



困ることがあまり無いため、皆さんお忘れかもしれませんが佐渡は『離島』です。

佐渡金山の世界遺産登録以来、「ランチや夕食難民が続出しているから飲食店を増やすべき」というメディアからのご指摘もありますが、小さな個人店のお店は、地元の人のために、また、先代からの想いを引き継いで大切に続けているお店のことがほとんどです。

シーズンが過ぎ去って観光客が少なくなる冬も、お店は続いていきます。

無いものは無い、あるものはある。
この当たり前を楽しめない人は、佐渡に限らず、田舎・離島・海外の旅行は楽しめないと思います。

ただし!! 佐渡に住む人は “最高のおせっかい人” があちこちにいます。

【佐渡國相川あきんど会】では、飲食店が満席で困っている観光客の方々を助け、少しでも良い思い出を持ち帰ってもらうためにと、飲食店案内所を開設しました。

馴染みの無い場所で困ったら、思い切って近くにいる人に声をかけてみるのもひとつの手です。
そこから思いがけなく素敵な出会いになるかもしれません。佐渡が、美食が、美酒が繋ぐ御縁を祈って、かんぱい!

『両津の飲み屋事情 Part3』はスナック編です! 次回もお楽しみに~!