【縫製+α求人】綿花栽培から自社ブランドまで100%佐渡産を目指すアルクロワークス

衣・食・住

人の生活の基礎となる三要素です。衣服がなくてもダメ、食べ物がなくてもダメ、住むところがなくてもダメ。どれか一つ欠けても人間らしい生活は出来ませんよね。

佐渡は「自給自足ができる島!」などと言われたりしていますが、本当にそうでしょうか?

食べ物は佐渡産のものがたくさんある(お酒だってある!)家も空き家が多いしなんとかなりそう、でも服は?服だけは全て輸入(島外)じゃないですか?

そんな自給自足までもう一歩の佐渡島に綿花から服を作ることに挑戦しているアルクロワークス株式会社 SADOBASEから求人が出ました!

 

 

綿花栽培を広げ、いつかネットワークに

相川橘の縫製工場で入社3年目の海津圭子さんにお話を聞きました!

海津さんは柏崎から佐渡へ移住。新潟日報でアルクロワークスの記事を見て感銘を受け佐渡移住を決めたそうです。

「実は柏崎でちょうど綿花栽培を始めてました。元々ハンドメイドが好きだったのですが、作品を作ることから糸など素材そのものに興味が移っていた時でした。綿花から糸を作り何か作れないかな、と糸紡ぎ講習を受講したり、いつか商売に出来たらいいなと思っていたところ新潟日報の記事を読んで、これだ!と思ったんです。」

そこからの海津さんの行動はとても速く、すぐSNSから山本社長を探し、オンライン面接、本社突撃(?)内定をもらって家探しに来島したのが「初佐渡」でした。

情熱溢れる海津さんですが、最初の方は慣れない仕事に苦労しました。

「私はハンドメイドが好きでしたけど、趣味で何かを作るのと、仕事として作るのは全く違うなと思いました。ハンドメイドだったら色んな形のものがあっても、個性としてみてもらえますが、服作りは1㎜を合わせる仕事です。最初に1㎜ずれると全てが合ってこなくなります。」

また『服を作る』といっても一言ですまされないような何百という工程があり、時間をかければいいと話ではないなど、熟練工と一緒に働くことで縫製の奥深さを知ったそうです。

 

約一反(300坪)の綿花畑。「今年は雨も十分に降り順調なので、収穫が楽しみ。」

 

意外にも「この仕事は体力が一番!」という海津さん。「一番気を付けているのは『健康管理』ですね。仕事は体力勝負です。縫製の集中力も体力がないとできないですし、綿花栽培も外で活動しますから体力をつけて健康管理をするのが大切です。」

梅雨明けの種まきから始まり、芽が出ると丈が伸びるまでは虫との闘い。夏はオクラに似た花が咲き、9月の後半ごろに収穫できるような綿花ができる。開ききるまで畑に放置、雪が降る前に刈り取り種と綿花と分ける。もちろん種まき前には土壌作りもある。土壌作りには牡蠣を撒いてみたり、もみ殻を撒いてみたり、刈った草も堆肥にしたり、とにかく1年、2年と色々試行錯誤の綿花づくり。

「自然相手なので1年中何かと大変なことはありますが、綿花を作っているというと興味を持ってくださる方が結構いるんですよ。そういう興味を持ってくださる方に種を渡して、一緒に育ててくれるネットワークが今後の取り組みとしてできるといいなと思っています。」

「綿花は油もとれるらしく、枯れ木の燃え方を見て何かにならないかな・・・って考えてます」日々勉強!

縫製工場+αの価値を!

SADOBASE発足当時からのメンバー、鈴木さん・大蔵さんにこれからの目標をお聞きました。

鈴木さん「SADOBASEが出来て3年が過ぎて縫製の仕事は安定してきました。縫製の仕事はSADOBASEの土台になる仕事なので、それを安定させるのはいったん目標としているところでした。次の目標としては自社オリジナルの商品を作っていきたいと思っています。以前クラウドファンディングをしたときに、直接お客様からの声が聞けたのがとても嬉しかったです。縫製工場+αの価値を付けて、SADOBASEから外へ何か発信していきたいですね。」

大蔵さん「今までは土台となる縫製工場を安定させることに意識してきました。熟練の先輩方に教えていただいて少しずつ技術やスピードがアップしてきました。同じブランドから継続して依頼があると、SADOBASEの技術を認められたのかなととても嬉しいです。これからは綿花づくりや自社ブランドを作るのが目標です。ブランド作りを楽しみに入社したところがあるので、次はそれに取り掛かれるといいなと思っています。」

 

綿花から糸を紡ぎ、オリジナル商品を作る、そんな純佐渡100%の商品を見ることができるといいですね。

もみ殻燻炭を作って土壌作り。「とにかくやってみよう」自然農に近い純佐渡産100%綿花

 

最近では近くの七浦小学校生徒たちが社会見学に訪れたそうです。

佐渡に衣料店はありますが、どちらかというと安価で手に入るファストファッション寄りの商品。

どういう人がかかわって服は作られるのか、という身近な服作りの現場が職業の一つとして佐渡にあればいいと思います、と語るのは山本社長。

見学の小学生が「将来はここで働きたい」と感想を残したそうですよ!

 

最後に応募する方に一言いただきました。

「縫製をやりたいという方も歓迎します!縫製だけでなく、服飾産業の中でアイデアをもって企画提案できる会社だと思います。ただそれが現実的に叶えられる内容か、今の会社の流れに合っているか、などきちんと報連相もし企画に継続性収益性が見えるものは、チャレンジしてもらいたいですし、それが言える社風です。」山本社長

「衣類に関わる仕事がベースですが、そこに紐づくアイデアなら何でもできると思います。能動的に動いてチャレンジしたい人にはとても楽しいと思える環境です。」鈴木さん

「綿花の栽培から製造まで一気通貫を目標にしている会社です。自給自足、大げさに言えば衣類の分野で独立できる佐渡にしていきたいという大きな野望のある会社です。」大蔵さん

「じっくり物事に取り組むのが好きな方はぜひ見学にお越しください!まずは現場になる縫製工場を見ていただいて、色んな思いを持っているメンバーを見てもらった方が早いと思います^^」海津さん

 

左から大蔵さん鈴木さん海津さん

 

 

 

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