今日は佐渡で赤ちゃんを育てるママさんにインタビューをしました。
ベテランママさんもいれば、初めての出産を経験したママさんたちのリアルな声です。
Aさん・・・2児のママ Aさん島外出身/夫佐渡出身
Bさん・・・この度初のお子様! Bさん島外出身/夫島外出身
Cさん・・・この度初のお子様! Cさん島外出身/夫島外出身
Dさん・・・3児のママ Dさん島外出身/夫佐渡出身
目次
出産はどちらでないさいましたか?
SUI
Aさん、Bさん、Cさん、Dさん:佐渡病院
どうして佐渡病院を選ばれましたか?
SUI
Aさん:第一子出産時は、コロナ禍で里帰りが難しかったから佐渡病院で出産しました。第二子は、上の子の保育園のことや仕事(自営業)のことなど考えると、佐渡で出産〜産後過ごす方が臨機応変に対応できそうと思ったからです。でもできるなら里帰りして、総合病院でなく産院で産んでみたかった・・・というのが本音です。
Bさん:親は東京に住んでおり離れて暮らしていますが、新生児期から夫婦で協力しながら子育てをスタートしたいと考え、里帰りはせず佐渡で出産することを決めました。
Cさん:妊娠中はもちろんのこと、特に佐渡に戻る時に、生後1、2ヶ月の子供を連れて船と新幹線で移動するというのはかなり大変なのではないか…と思ったため。
Dさん:妊娠中から産婦人科の医師に診てもらっていたし、特に佐渡病院で出産することに不安もなかったです。
里帰り出産については予定日が冬の時期で船での移動や荷物を持って里帰りすることに不安がありました。実家のある東京でも産院を選んだり、また新しい医師に担当してもらうことも私は面倒に感じてしまったこともあります。実家の母が佐渡に出産後は来て手伝ってくれるとのことだったので佐渡病院を選びました。
出産前に利用したサポートは何ですか?
SUI
Aさん:佐渡市の助産師訪問
Bさん:佐渡市のパパママセミナー、佐渡総合病院の母親学級、子育て支援センタートキっ子ひろばのプレママ講座を利用しました。
Cさん:佐渡市の両親学級、子育て支援センター、民間ではコープデリも利用しました。
Dさん:佐渡市のパパママセミナーに参加。沐浴体験や医師による講話を夫婦で聞けてよかったです。それと助産師の自宅訪問。赤ちゃんの状態や自宅でいろんな話を個別に聞いてもらいました。
【ママたちが利用した出産前サポートまとめ】
佐渡市:
助産師訪問 パパママセミナー(妊娠中の健康管理、おっぱいの手入れの仕方、食事や歯の健康についてのお話、沐浴体験、パパの妊婦体験など)
佐渡総合病院:
母親学級(妊娠の経過、妊娠中の生活の仕方、妊娠中の異常、入院の時期・方法・持参物、お産の経過、呼吸法・努責の練習など)
地域子育て支援センター:
プレママ講座(助産師からのお話、プレママパパ・赤ちゃんを育てるお母さん・助産師・保育士が輪になってお話など)
民間サービス:
コープデリ
出産後に利用したサポートは何ですか?
SUI
Aさん:佐渡市の助産師訪問は続けて利用しています。あと子育て支援センター。佐和田公民館のママ向け講座。
利用はまだですが、佐渡市のファミリーサポートという制度?を助産師さんに教えてもらったので登録したいと思ってます。
Bさん:助産師さんの新生児・産婦訪問で赤ちゃんの発育や発達、授乳、お母さんの健康状態、その他気になることの相談しています。
Cさん:助産師さんの赤ちゃん訪問、子育て支援センター。引き続きコープデリも利用しています。
Dさん:助産師や保健師の自宅訪問。赤ちゃんの健康状態、発育についてみてもらったり、相談できました。民間企業では赤ちゃんセット(オムツや粉ミルクの試供品)を利用しました。
お子さん/ママ用品の買い物はどこでしますか?
SUI
Aさん:島内なら西松屋、しまむら、かしわくら。モビリティワールドの子ども服コーナーで買うこともあります。
子ども服はハードオフや、服の交換会(どーじょ会※)、もったいないセンターでゲットすることもあります。
あとははネットで買うことも多いですね。
Bさん:西松屋やドラッグストア
Cさん:まず西松屋に探しに行きます。あとは新潟に行くときに買ったり、ネットで買ったりです。
Dさん:生協、西松屋、ネットなど
出産前の心配事は??
SUI
Aさん:仕事の引継ぎ!あと第一子のとき陣痛室でパニック気味だったので、今度はどうなるか心配でした
Bさん:無事に元気に生まれてきてくれるかな、ということと、出産費用や子育てにかかるお金のこと
Cさん:無事に産まれるのか、自分に育てられるのか、佐渡で産めるのか(正期産でない場合、佐渡総合病院では対応できないため)、準備不足はないか…などなど
Dさん:お腹が大きくなってくると車の運転が少し大変でした。出産前は1週間に1回病院に行くのですが、自宅から病院まで少し距離があるので雪の日は義両親に送迎をお願いしました。病院まで40分ほどですが、いつもはあまり気にならない距離や時間が長く感じました。
出産後の心配事は??
SUI
Aさん:第一子のとき、精神的に一杯一杯になったので、また同じようになったらどうしようという不安と仕事復帰のタイミング
Bさん:母乳が足りているか、ミルクとのバランスはどうするかなど授乳についてと生活や仕事との両立について
Cさん:こんな小さな命を生かすことが出来るのか、怪我や病気に気づけるか、日中2人きりで気が滅入らないか、何事もなく大きくなるのか…などなど
Dさん:大きな心配はなかったですが、赤ちゃんを育てることは何回やっても新しいことだらけだったので、話ができる友達が近くにいると嬉しいし、医療面でも心配なく過ごしたい。
こういう制度があったらいいのにな、と思ったものがあれば教えてください!
SUI
Aさん:島外で出産した人の家族から、宿泊型の産後ケア施設があると聞きました。佐渡に作るのは難しいでしょうが、産後のお母さんが安心して過ごせるサポート制度があると使いたいと思いました。
Bさん:東京都のように0歳から2歳の第1子の保育料無償化、第2子からではなく第1子から無償になると嬉しいです。それと、イベントでのベビーカー貸し出し。普段は車での移動が多いためベビーカーをあまり使いませんが、イベントなどの会場でベビーカーを貸し出してもらえると便利でありがたいなと思います。
Cさん:近い月例の子どもと保護者が集まる会(子どもが少なすぎて不可能?)、ネットスーパー
Dさん:関東圏の友人から、行政サポートで家政婦さんを無料でお願いできるチケットが数枚もらえて、食事を作ってもらえたり、掃除をしてもらえたと聞いて、良いなーと思いました。1人目も大変だったけど、2人目3人目となると赤ちゃんと上の子どもたちの食事を別で作ったり、物が増えていくので掃除や片付けを産後の大変な時期に手伝ってもらえると助かるなと思いました。
お子様連れで利用しやすい飲食店や施設はどこですか?
SUI
Aさん:赤ちゃんが小さいうちは、おむつの心配と授乳orミルクの心配が1番だったので、子育て支援センターが1番行きやすかったです。赤ちゃんを見てくれて、自分から離れる時間があると気持ちが楽になりました。育児の相談もできるのも◎。ある程度動くようになったら、新穂図書館や両津図書館も活用してました。授乳室や子供用トイレなどあって、絵本コーナーは赤ちゃんをハイハイさせたりできるスペースがあり有難い。床が硬いのは難点でしたが・・・
ヒルトップのキッズルームや新穂の「りぜむ」も子どもが行きたがる場所。りぜむはお昼ご飯も食べれる日があり、ワンオペのときすごく有難いです。
飲食店は、昴(すばる)が小上がりがあって寝さ かせておける、絵本や子ども用椅子、食器もあって小さいうち(本人食べれない頃)から連れて行ってました。
だいまるラーメンや恵比寿、龍美も同様の理由で連れて行きやすいです。(どちらもお店の方が赤ちゃんに対してフレンドリーなのも有難い)
ただラーメン店は混みやすいので、行く時間は早めの方が入りやすい。
Bさん:中堀亭や焼とりやじま東大通店など、個室の座敷があるお店は、赤ちゃんを寝かせたり、授乳やおむつ替えもしやすいので助かります。
Cさん:飲食店は座敷があるとのびのびさせてあげられるのでありがたい(よろこんで、成、昴、長三郎、つぼ八などお世話になってます)。離乳食を食べさせてOKだったり、お湯をもらえたり、おむつ替え台があったりするとさらにありがたい(自遊空間はおむつ替え台がなくてちょっと残念…)。
その他お店は、通路が広いと、抱っこ紐をしていても周囲の邪魔にならないのでありがたい。
Dさん:佐和田のマンマクゥ。座席も椅子や座敷と選べるし、バウンサーなども完備。トイレにも赤ちゃんシートやオムツ替えもできてありがたい。
しまふうみ。 座敷を予約しておけば、ゆったりランチができる。オムツ替えも可。
佐和田の中央会館の遊技場。広い遊び場なので、小さい子も遊びやすい。雨天時の遊ぶ場所として活用。図書館も利用できる。
【ママたちが利用しやすいと思う飲食店まとめ】
昴
だいまるラーメン
恵比寿
龍美
中堀亭
焼とりやじま東大通り店
よろこんで
成
長三郎
つぼ八
マンマクゥ
しまふうみ
小上りがあり、絵本や子ども用椅子、食器も!
いかがでしたか?4人のママさんたちにお話を聞きました。
出産前や出産後の心配ごとに「島だから」ならではのものがなかったのは意外に思いましたが、そのあたりはもう「佐渡で産む」となってから既に覚悟が決まっているのかもしれないな、と思いました。
2024年度の出生数は172人。毎年少なくなっています。少なくなっていっているからこそ、「子は宝」みんなで成長を見守りたいですね。