こんにちは!SUIスタッフ棚村です。
夏休みやお盆の佐渡観光の繁忙期が過ぎ、佐渡の車通りもだんだんと落ち着いてきたように感じます。
佐渡に行ってみたい!という観光相談を受けていると、よく「佐渡って離島(田舎)だし、道も空いてるよね」と言われるのですが、これに関しては「△」かも…。というのも、基本的に佐渡の道は一車線なので、主に国仲(くになか)と呼ばれる佐渡の中央のあたりの一部地域では、長期休みでは特に車間が詰まっていると感じることが多々あります。(佐渡の通年と比較するとですが)
にも関わらず、佐渡観光の定番「佐渡金山」に行こうと両津港からGoogleマップをいざ設定すると…
まさにこの国仲を通る、通称「本線」を案内されてしまうんですね。
いや!もちろん国仲を通ることは間違いではないんです!!間違いではないのです、が!!正直、運転していて島感はゼロ!!! (笑)

このあたりが特に混みます。施設駐車場から本線へ入る車にも要注意!
ウエルシア、市役所、佐渡病院、はなまるうどん、ジョーシン、蔦屋書店、ブックオフ、ケーズデンキ…
島民からしたらありがたすぎる施設が並ぶ「本線」ですが、大人になってからはじめての佐渡旅で訪れた私の当時の感想は、「地元と似たような景色だなぁ」でした。おそらく他県から来られた方の中にも「地元の〇〇っぽいな」と感じた方も少なくないのではないでしょうか。
船から降りたら海が一望!!!…ではない両津港から、そのまま “島っぽくない道” を通り相川へ向かうなんて、もったいない!!
今回は、両津から真野に抜ける1本道、通称「南線」を通って相川へ向かう、2パターンのルートをご紹介! 立ち寄りやすい観光スポット情報も満載なので、佐渡観光の前にご一読ください!🚙
加茂湖の景色も「南線」を通った方がよく見えます💡
「南線」とは? 佐渡用語の基本編を解説💡
「南線」利用ルート設定のポイント
Googleマップは1分でも最短のルートを案内されがち。両津港を降りて、レンタカーを借りてマップを設定すると必ず「本線」ルートになってしまうので、まず目指すべきはここ、「ローソン 佐渡原黒(はらくろ)店」。車で4分。両津港から一番近いコンビニです。
ここまで来たらもう「南線」から基本的に出ることはないので、ご安心を! ちなみに佐渡島民は10市町村から1市(佐渡市)になっても旧市町村名で地域を呼ぶので、地域名のおさらいをマップから…!🗺
本線とほぼ同じ時間! 新穂→バイパス経由コース
さて、ひとつめにご案内するルートは【両津港→新穂→(金井)バイパス経由】! 本線を経由するルートとほぼ変わらない時間で金山まで到着します。先ほどのローソンからひたすら道なりにまっすぐ進み、「新穂(にいぼ)」と呼ばれる地域に到着! 新穂までの道中にも、観光&ひといきスポットがたくさん!
加茂湖展望の丘 ▷椎崎諏訪神社の小高い丘から加茂湖が一望できる隠れ撮影スポット
マッテラート ▷佐渡産のフルーツを使ったジェラートが楽しめるジェラート専門店
フルーツカフェさいとう ▷ 冷凍したフルーツをそのまま削ったスイーツが楽しめる
トキの森公園 ▷ 雨の日も安心! 朱鷺を間近で観察できる観光施設
団子屋 GOEN ▷自社のお米で作った焼き立てのお団子やおにぎりが楽しめる
メディアにもよく取り上げられる「鮨 長三郎」など、新穂の飲食店も要チェック! さて分岐となるのはここ 「日吉神社」。左折すると畑野(はたの)や真野(まの)方面になりますが、左折はせず、ここもずーーーーーっとまっすぐ進みます。 信号を越えるとすぐに朱鷺も飛ぶ田園が両側に。本線ルートだと建物の陰になっていてよく見えませんが、金北山(きんぽくさん)などが連なる山々と田園が楽しめるのは南線のおすすめポイントのひとつですね。
しばらくすると金井(かない)地区にある「佐渡市役所」の横を通過し、大きな道を交差する信号がありますが、そこを左折。このあたりの詳しいことはナビに従っていただくとして、着きました!ここが通称「バイパス」です。
大雪の時期はホワイトアウトしてしまうのでむしろ避けていただきたい道にはなるのですが、通常期は本線よりもかなりスムーズに運転することができます。4㎞ちょっと走るとさきほどの金井地区から佐和田(さわだ)地区に到着。ここからフォトスポットとして人気な「あめやの桟橋」までも約5分、相川までは約20分ほどで到着します。
以前、友人と両津港からよーいスタートで「本線ルート」と「新穂→バイパス経由」の別々で佐和田に向かった際、ほぼ同時刻に到着したので、急いでいるからと「南線」を選んでもそんなに大差はないのですが、信号が少ない(ように感じる)こと、横から合流する車が少ない(ように感じる)こと、そして何よりも佐渡の自然が堪能できるコースとして「南線」はおすすめですよ!
時間に余裕のある方におすすめ! 新穂→畑野経由コース
続いてはちょっと時間に余裕のある方におすすめな【新穂→畑野経由】コースです。ふたつめのこちらも最初は「ローソン 佐渡原黒店」から新穂方面にまっすぐすすむ、ひとつめのコースと途中まではまったく同じ! 分岐となるのは新穂「日吉神社」を左折するということ。
佐渡の道は基本的にとってもシンプル!(笑) 一度曲がればしばらく直線道が続きます。ここから次なる右折地点の畑野(はたの)地区までは約20分ほど。この間には我々SUIのオフィスがある馬川亭をはじめ、ぜひ立ち寄っていただきたいスポットがたくさん!人気の寺社仏閣も要チェックです!
島の駅 佐渡特産 ▷佐渡の特産品や地場産野菜が並ぶ、道の駅ならぬ島の駅な施設
馬川亭 ▷佐渡の雑貨や、ここでしか購入できないモノが並び、カフェ&コワーキングスペースとしても利用できる
Brillian ▷佐渡の野草で作られる野草茶「さどのめぐみっ茶」や、選りすぐりの珈琲豆が購入できる
コモレーヌ ▷佐渡の食材を使用したケーキや焼き菓子を購入できる
犬と暮らす小さなカフェ ▷ 看板メニューはソフトクリームのモフソフトシリーズ!カフェを利用する方で希望があればワンちゃんたちと触れ合うことも
畑野地区をのんびりと楽しみそのまま真野に寄っても良いですが、今回の目的地は相川金山なので、畑野宮川にある「もったいないセンター(畑野宮川もっせん)」を右折しましょう。右折するとすぐに「犬と暮らす小さなカフェ」がありますよ🐶
佐和田・相川方面まで右左折が数か所あり、すこ~しわかりにくいかもしれませんが、道が極端に狭いなどはないのでGoogleマップに従えば大丈夫。新穂・金井経由と同じく、バイパスのこのあたりに合流するので佐和田地区の観光もばっちりできます。
観光シーズンは「南線」を通るべし!
「南線」についてのまとめです!
① 南線を経由しても、本線を経由するルートとほぼ変わらない時間で佐和田や相川まで到着できる!
② 加茂湖や金北山、朱鷺など、佐渡ならではの景色が満喫できる!
③ バイパスは大雪・強風の日はホワイトアウトしてしまうので避けるべき
「佐渡は金山だけじゃない!!」
佐渡旅で “だけじゃない” 魅力が見つかりますように、これからも情報発信していきます!

冬の加茂湖でお別れです!@加茂湖展望の丘