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【インターンシップ】学生インターンシップの紹介

はじめまして!

地域おこし協力隊のインターン生として約2週間お世話になった

岩間ほのかと申します。

私は宮城県仙台市出身で、現在は帯広畜産大学の畜産学部の3年生です。幼い頃から、乳製品が好きで、大学では食品の製造や栄養機能について学んでいます。

趣味はドライブ、キャンプ、サウナ、星空観察…とアウトドア派な私が、長年、想いを募らせていたのが”佐渡”でした。

佐渡に来たきっかけ

青い海と古き良き町並みに惹かれて

私の旅の目的地は、気づけばいつも海の見える街でした。

旅好きな私は主に海沿いの町を中心に、観光ポスターやキャッチコピーを見ることも好きだったのですが、ある時、出会った佐渡のポスターに衝撃を受けたのです。

青い海、棚田、伝統文化

私の好きなものがぎゅっとつまっていました。

それから、佐渡には伝統芸能が色濃く残り、歴史ある伝統的建造物の町並みがあることを知り、調べれば調べるほど、いつの間にか佐渡の虜になっている自分がいました。

そして、こんな魅力あふれる土地や文化を守り、伝承し、様々な形で活用している人たちがいることも知り、「佐渡の地域性を深く知りたい」「地域の方々と交流してみたい」という想いが募っていきました。

矢島・経島

活動内容

1. 地域の方々との交流

今回のインターンでは、その地域をよく知る方にお話を伺う機会をたくさん設けていただきました。

生椿(はえつばき)で稲作を営み、トキの餌場づくりに尽力されてきた高野毅さんとは、棚田の動植物の写真を見せていただきながら、生椿の今と昔に向き合うことができました。

ここは昔、野生のトキが生息していた地だったのですが、餌となる生物が減ってしまい、トキは姿を消してしまったのです。そこで、高野さんのお父様がビオトープをつくり、息子の高野毅さんが受け継ぎ、今も島内外の子供たちと一緒に手入れを続けています。

このような豊かな自然の中で、刺激ある教育ができる環境を残したいと感じました。

豊かな自然の中で、のびのび育っている子供たちとも触れ合う機会がありました。

たまりば・子ども未来舎 りぜむでの活動に参加し、小学生を中心に一緒に遊びました。佐渡の子供たちは出会ってすぐに「外で遊ぼう!」「UNOしよう!」と誘ってくれて、その積極性に驚きつつも、遊んでいるうちに私も童心に帰った気持ちになれました。また、子供たちと牡蠣小屋の見学に行った際には、牡蠣のパック詰めに興味津々な子供たちの姿を見て、こんなに小さい頃から面白い経験ができる環境を羨ましく思いました。

2. トキのすむ水辺の環境調査

トキの水辺づくり協議会の方とトキ交流会館近くの川でホタルの幼虫調査を行いました。

これは「朱鷺と暮らす郷のお米」に認証されるためにも必要な環境調査だそうです。

ホタルの幼虫は川縁に棲んでおり、カワニナを食べて成長します。※カワニナとは、淡水性の細長い巻貝の一種です。

小学生以来に川へ入り、アユの稚魚やエビに出会って懐かしさを味わいつつ、調査を進めると、丸まった姿の黒いホタルの幼虫を発見することができました。

一時間で、私は4匹しか見つけられませんでしたが、30匹以上見つけた方もいらっしゃいました。調査の結果、今年は昨年より少なかったものの、多くの成虫がみられることが期待できそうでした。

初夏の夜を彩るホタルたちをまた見に来たいです。

3. 町並み見学とまちづくり

佐渡といえば”佐渡金山”を思い浮かべる方も多いと思います。

金生産によって繁栄した町、相川の町並みを見学させていただきました。

瓦屋根の家が建ち並ぶ通りを散策してみると、歴史や文化を感じることができました。

例えば、採掘した鉱石を粉砕する際に用いられた石臼が、庭や家の土台となる石垣に残っています。他にも、拘置所や復元された佐渡奉行所なども見ることができます。

そんな史跡が残る相川のまちづくりも活気を帯びていました。初めて佐渡を訪れた観光客向けのガイドや古民家を利用した映画館、カフェなど見どころのある場所が増えてきているようです。空き家図書館など、気になるイベントも随時開催されていくようで、このように、町並み保存をしつつ、どのように古民家を活用していくかが重要だと思いました。

最後に

佐渡の島暮らしを味わって

佐渡の方々と触れ合って、一番感じたことは老若男女問わずどなたもあたたかい人柄ということです。

インターン中に出会った地域おこし協力隊の方、ふらっと入った飲食店の方、りぜむの子どもたち…

挙げだしたらキリがありませんが、皆さん、初めて佐渡に来た私を優しく出迎えてくださいました。

今回訪れたのは冬の佐渡でしたが、四季によって違う佐渡をまた見に来たいと思っているので、その時は、今回出会えた方たちと再会できるとうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

帯広畜産大学3年 岩間ほのか

 

~おまけ~