毎年思いますが、一つの景色が通り過ぎるのが早いっ。
あれやこれやと忙殺されて・・・という訳ではなく、春と一括りにいってもすっごく層があると思うんです。
例えば、春が来たと一番最初に感じるのは、福寿草が咲き、フキノトウが出る頃・・・そして、今はもう梅が咲いています。
同じ日に撮影したのに、白梅は花をつけ、紅梅はまだ蕾が硬く・・・
足元を見ればオオイヌノフグリが咲いていますが、ここももう少ししたらタンポポが咲き、次にシロツメクサが咲きます。
そして常緑樹の濃い緑の先に柔らかそうな若緑が現れます。
これからどんどん鳥の鳴き声の種類が増えます。飛ぶ虫の種類も増えてきます。足元の草の種類も変わるし、枝だけだった木に葉がつき花が咲きます。
忙しい!季節を追いかけるのに忙しい!!
春一つとてもこんなにも重層的で命というエネルギーに満ちているのでしょう。
そんなことを、SUIの庭に立つだけでも感じることができます。
こういうことが暮らしの楽しみの一つになったら、事務所に缶詰も悪くない・・・ですね、たぶん。