こんにちは、SUIの熊野です(‘ω’)ノ
SUIのある畑野栗野江から歩いて6分にある佐渡総合高校。
SUIから一番近い学校、佐渡総合高校の学生さんとはご縁があり、SUIのある建物がまだ空き家だったころ、DIY作業など手伝ってもらったこともありました。
今回この佐渡総合高校に令和6年度新設されたスタートアップ部を訪ねてきました!
目次
佐渡総合高校 スタートアップ部
スタートアップ部は、学生のうちに大人や企業とのつながりを持ち、社会に出るための基礎力を身に着けることを目的に発足しました。
今日は部長の山本さん(2年)宮川さん(2年)山城さん(1年)に協力いただき、スタートアップ部の活動についてインタビューしてきました。
スタートアップ部の活動
先ほどもスタートアップ部の目的をお伝えしましたが、
①島内IT企業(PRUM)からプログラミングを学び、自分でコードを書きWeb制作など制作物を作る
②島内NPO団体と自分自身の個性を生かして何かビジネスの種にならないかと自己探求をする
主にこの2本柱が具体的な活動です。
どうしてスタートアップ部に入ろうと思ったんですか?
今日は部長の山本さん(2年)宮川さん(2年)山城さん(1年)に協力いただき、スタートアップ部の活動についてインタビューしてきました。
山本:友達に誘われて、プログラミングって何だろう、って見学に来ました。最終的には友達もいるし面白そうだなと思って入りました。
宮川:総合高校に入学して、共通の友人から山本くんを紹介してもらいました。スタートアップ部でプログラミングの知識が得られるのがいいなぁと思って見学に行き、入部しました。
山城:将来の夢はエンジニアです。その夢に近づける部活はないかなと探していたところ、スタートアップ部に行きつきました。就職にも役に立ちそうだし、やってみたかったことができて楽しいです!

左:山城くん(1年)中:山本くん(農産加工系列2年部長)右:宮川くん(ビジネス情報系列2年)
山城くんが話していると「意識高っ!」と山本くん、宮川くんがびっくりした様子。実は新1年生を勧誘しに行こうと活動場所の情報教室の扉を開けたら山城くんがいたそうで、「え、もう入るの決めてるの?!」と驚いたそうです。
スタートアップ部の楽しいところ
山城:大人と一緒になって活動が出来き、新しい視点をもらえるところです。まだ入ったところなので、楽しいところというより挑戦してみたいことが多く、プログラミング作成の他にも動画編集などIT系に強くなれたらいいなと思っています。
山本:令和6年7月にNPO団体とPRUMの方と一緒に東京へ遠征に行き、起業家の方々とお話することができました。来年度、部活として起業準備を進めていくので、起業ならではの苦労や日々の大変さなど聞け、人とのつながりがぐんと広がり、刺激的でした。大人と一緒になって活動するスタートアップ部だからこそできた経験だと思います。
宮川:今webサイトを作る案件を受けています。デザイン構成などテンプレートを利用したらもっと簡単なのはわかっているんですが、自分の力を試してみたくて真っ白な状態から作成しています。頭を悩ませますが、この悩みがいずれ力になればいいなと思っています。また、普段の部活動に加え「飲み会」と称した交流会が楽しかったです。これは部員だけでなく、NPOの方や企業の方など大人も交じって行いました。今興味あることなど他愛もない話ですが、世代を超えて仲良くなれたのが楽しかったです。もちろんお酒は飲んでいませんよ!
これから挑戦したいこと
宮川:趣味がイラストを描くや音楽を聴くことなので、その得意分野を活かして二次元系の分野にチャレンジしたいです。
山城:ITパスポート試験に挑戦したいです。IT企業に入るなら最初に必要な資格と聞きました。国家試験でもあるので、挑戦し甲斐があります。
山本:将来的には調理師免許を取得したいと思っています。周りに飲食関係の人も多いですし、農産加工系列なので、食品への興味があります。
それぞれ自分の個性を生かして未来設計をしている様子。スタートアップ部の掲げる社会に出るための基礎力を身に着けることをまさに学生生活で実現しようとしています。
さて、山本さんから農産加工系列という言葉が出ました。佐渡総合高校が「総合」高校たる最大の特徴、5つの系列についてご紹介します。
佐渡総合高校 5つの系列
スタートアップ部もユニークな取り組みなのですが、佐渡総合高校そもそもに他の高校とは違った特色があります。
まず、1年生のときに一通りの教科を勉強し、2年生からそれぞれ詳しく勉強したい系列に分かれていきます。
1.人文自然科学系列
いわゆる「普通科」にあたり、大学・短大への進学を目指す学生が多いです
2.農産加工系列
作物の栽培や販売、食品の加工や販売を行います
3.環境工学系列
ものづくりの基礎や基本を学び、生徒一人一人の工業技術の取得を目指します
4.ビジネス情報系列
商業及び情報系の科目を学習し、ビジネスに関する知識や資格取得に関する学習を行います
5.生活福祉系列
衣食住・保育などの家庭生活に関係したものや、高齢化の進展による社会ニーズに対応できる福祉関係の基礎的な知識・技術を学びます
佐渡総合高校は↑上で見ていただいた通り、専門教育を施し、地域の産業界で活躍する人材を育成することを目的とした学校で、国家資格や検定取得を熱心に取り組んでいます。
地域みらい留学対象校
地域みらい留学とは、
169校を超える日本各地にある魅力的な公立高校の中から、住んでいる都道府県の枠を超えて、自分の興味関心にあった高校を選択し、高校3年間をその地域で過ごす国内進学プログラムです。
美しい自然や豊かな文化に溢れた魅力ある地域で、立場や世代を超えた多様な人々に囲まれながら高校生活を過ごします。少人数、かつ、地域に開かれた教育の中、多様な経験と挑戦の機会があることで、高校生ひとりひとりの個性と自立心が育まれます。
佐渡の高校に行ってみたい!と思った学生さんや、都会ではできない高校生活をさせたい!とおもった親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか・・・。
令和8年度入学の学校説明会やオープンスクールがこれから始まりますので、要チェック!