こんにちは。
私が暮らす相川地区は、連日風が強く、昼も夜も嵐のような音がゴーゴーと聞こえます。
強い風で降る雪は飛ばされ、この冬はまだうっすら白くなる程度です。
両津方面からの対向車に雪が積もっている様子を見ると、同じ島でもずいぶん違うんだな~と改めて思います。
⛄
さて、
前回の小木に伝わる「いももち」に続いて、お餅つながりのお話をもう1つご紹介したいと思います。
初めて見たとき、
『なんてかわいいの~~~!!!💛』と興奮したことを覚えています。
これらは、
『やせうま』あるいは『やせごま』と呼ばれる佐渡の伝統菓子です。
2月15日お釈迦さんが入滅された涅槃法要の際に、仏壇にお供えします。昔はお花や毬などの模様が主流だったそうですが、今は子どもたちが喜ぶようなキャラクターものも作られています。
上新粉ともち粉を合わせて、お好みで砂糖を加えてこねます。
そこに、食紅を混ぜて色餅を作り、絵になるように組み合わせてから細長く伸ばして、適当に切り分けます。金太郎飴のお餅版を想像してもらえると、わかりやすいと思います。それを蒸せば、完成です。
いろいろな表情のアンパンマン!愛嬌のあるかわいい顔になりました。
朱鷺を作ってみました♪ いかがでしょうか。
「やせうま」という名前は、
諸説ありますが、作る工程における手の形が痩せた馬に似ているから「痩せ馬」、それがなまって「やせごま」になった…と地元のおばあちゃんから聞きました。
やせうまは、ほとんどスーパーにも並んでいません。
作るしかないのですが、手間であるため、だんだん作る家庭が減っているそうです。もともと作らない地域もありますが、子どもはもちろん、大人も存在を知らない人が少なくありません。
こんなにかわいい郷土菓子、知ってほしい佐渡の文化です!
今日ご紹介したやせうまのレシピは、「さどごはん」という、佐渡の郷土料理がたくさん集められたレシピ本に掲載されています。郷土料理から“佐渡”を知るのも良いですね(*^^*)
📖さどごはん📖➔https://www.city.sado.niigata.jp/z_ot/chisan-chisho/info/2016/00.html