【地方移住】古民家生活!障子の張り替えをする

古民家生活で切っても切り離せないお仕事、それは障子の貼り替え。

SUIは古民家、純日本家屋なのでたくさんの障子戸があります。

気がついたら穴だらけ。。年月が経って黄ばんでいるものもあるし。

「よっしゃ一気に貼り替えたろ!」

ということで佐渡UIターンサポートセンターで障子貼り替えイベントを開催しました🥳(参加者SUIスタッフ2人🙋‍♀️🙋‍♂️)

最初は素人でもできるのか不安でしたが、Youtubeでやり方を学び、やってみたら案外簡単にできる!

ということで本日は障子の貼り替えイベントの様子をお伝えします♪

 

気がついたら大きく破けてる・・・ポスターで隠してました😉

 

 

障子の貼り替えお勧めの時期

「障子は貼り替えたい時が、貼り替え時だ!」

そう言ってしまえばそうなのですが、調べたらありました。障子の貼り替えにお勧めの時期。

それは梅雨から夏にかけて。その理由は、湿気があるから。そう、障子の貼り替えには湿気が必要なのです。

湿気があることによって、紙に水分が含まれ伸びやすく、貼った後乾いて紙が縮みパリッと仕上がりやすいのだそうです。

 

その情報もっと早く知っていれば・・・。が後の祭り。

仕方がない。障子の貼り替えの適した時期ではないけど、今しかタイミングがない!ということで、秋真っ只中の障子の貼り替えイベントを決行することになったのです。

 

障子の貼り替えのやり方

材料を揃える

  • 障子紙
  • 障子のり
  • 障子貼り専用カッター
  • 定規
  • 霧吹き
  • 雑巾

必要なものは上記の通り。

障子紙、障子のり、障子貼り専用カッターは佐渡のホームセンタームサシで購入しました。

お店に行くと障子紙の種類はたくさんありますが、ご自宅の寸法にあった長さのものを購入しましょう。

 

①剥がす

剥がす前に、戸を外す作業があります。

古い家屋だと歪んでいたりしてなかなか外しにくい箇所もあります。

SUIにも頑固な障子戸が2枚あり、悪戦苦闘してやっとこさ外しました。

 

障子の骨組みに沿って霧吹きで水を吹きかけます。

障子を剥がす前に、日頃の鬱憤を晴らすために大胆に穴を開けたいところですが、そこはぐっと我慢しましょう。

穴が空いていない方が、一枚ぺろっと気持ちよく剥がせます。新品スマホのディスプレイフィルムを剥がす動作に似たあの快感を何倍もの大きさで味わえるのですよ。

 

ポイント!・・・

水はケチらずに、たっぷり吹きかけましょう!のりの部分に水分が含まれ、気持ちよく剥がすことができます!

お店の障子コーナーへ行くと剥離剤も販売していますが、水で十分剥がせます。

 

ぺろッ

 

 

剥がした後は木枠を雑巾で拭きます。綺麗に剥げなかった部分や汚れなどは水拭きで綺麗に落とせます。

ポイント!・・・

木枠は非常に細く脆く、劣化していたりするので、やさしく拭きあげましょう。

おっとうっかり、折ってしまう事(🙋‍♂️)もあるので、万が一に場合に備えて、木工用ボンドもあると便利ですね♪

 

②乾かす

紙を剥がしたらすぐに貼りたくなりますが、焦らず、乾くまで待ちます。

だいたい2時間くらい室内で乾燥させました。

ポイント!・・・

焦らずしっかり乾かす!

 

③貼る

障子貼り専用のり。便利ですね〜

紙を剥がした戸が乾いたのを確認したら、木枠にのりを塗っていきます。

障子貼り専用のり。世の中とっても便利なものがありますね。のりが出る部分に出っ張りがあるのでずれることなくのりを塗ることができます。

最初は力加減がわからず、のりを少なめに出していましたが、ある程度量があっても問題ないです。出過ぎたら拭き取ればいいのです。

 

木枠全体にのりを塗り終えたら、斜めにならないように障子紙を貼り付けます。

はみ出た部分を定規とカッターで切りとります。

 

ポイント!・・・

紙を貼るときは勢いよく!躊躇すると曲がってしまいます。

濡れた部分を切る時は、紙がよれて破けやすいので、優しくカットしましょう!

完成

ジャジャーン!パリッと真っ白い障子の完成です♪

紙を貼り替えるだけでこんなにも部屋が明るく感じるとは!

障子の照明効果ってすごいです!!

 

障子戸の文化

作業中に思いました。戸に紙なんか使わなければ、木の扉にすれば、こんな作業必要ないのに・・・

 

部屋の仕切りが紙一枚なんて、よく考えたら色々とすごい。冬場とかよくこれで過ごせているなと改めて思ったのです。

これは完全に「Why Japanese people!」案件です。

そこで障子戸について少し調べてみました。

 

障子の役割としては部屋の明かりを確保するため。他に視線・寒さ・風を遮るものとしての役割があります。

江戸時代以降に現在の形の障子戸が使われるようになっていきました。

それ以前は暖簾や簾で部屋の仕切りを作っていたそうです。

 

確かに、昔は電気がないので、部屋を明るくすることに工夫が必要だったんですね。

 

現在は一見紙に見えても、紙ではなくプラスチックだったり、敗れにくい素材のものもたくさん流通しています。

ライフスタイルに合わせて、障子と付き合っていきたいですね。

 

実際の障子の張り替えの様子はこんな感じ

張り替えの様子を動画に収めていたのでもしよかったらご覧ください。

今回張り替えた障子は全部で14枚!動画で見るとあっという間ですが、通常業務も並行して行っていたので2日かかりました。

やり始めはなかなかコツを掴めず、手探り状態の中作業していましたが、終盤になってくると体も慣れてきて、のりを塗るペースが速くなり、紙を切るスキルも上がりました!

おかげさまで障子貼りマスターの称号を与えられました!(誰から🙂?)

 

完全初心者の二人が無事にできたので、ほんと何も難しいことはなく、簡単にできますよ!

久々にのりと紙とカッターを扱ったので、工作気分で楽しかったです♪

 

佐渡にはたくさんの古民家が存在し、都会から移住してきた方で初めて障子の張り替えをするという方もいらっしゃると思います。

こちらの記事が少しでも役に立てたら幸いです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。