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【佐渡汽船就航率】佐渡の冬は船が出ないってホント?

佐渡に来る前、

「冬の佐渡は海が荒れると船が止まるから何日も完全な孤島になるよ。」
「スーパーやコンビニから全ての食材がなくなる。」
「船が出なくて島内のガソリンがなくなってしまう。」

など、周りから割と脅しとも取れる情報を耳にし、佐渡へやって参りました。

 

けど、島民の人に聞くと、

「ジェットフォイルは止まるけど、カーフェリーが1日止まることはまずないよ。」
「何日も船が止まることは数年に一度の程度だよ。」

ではどっちが本当なのか、佐渡に暮らして1年経ってわかったこと、船の運行状況の実際のところを調べたので、お伝えします。

 

佐渡汽船が長期で欠航することは無い

結論から言って、冬の間、佐渡汽船が長期で欠航することはありません。
2020〜2021年の冬のシーズンで、丸1日1便も船が出なかった日は
1月7日、1月29日、2月16日の
全部でたった3日しかありませんでした。

海がとても荒れる日もありましたが、最低でも1便出るなど、佐渡の物流と止めるまいとする、佐渡汽船の本気を伺える日もありました。

よって、上記で紹介した
「冬の佐渡は海が荒れると船が止まるから何日も完全な孤島になるよ。」
という噂は全くの嘘になります。

冬の佐渡はスーパーやコンビニから全ての食材がなくなる?

については、全てというのは嘘で、一部の商品のみ品薄な状態になることがあります。

↑こちらは2021年2月16日全便欠航した日の島内のホームセンターのパンコーナーです。
パンなどの賞味期限が短く、島内で調達できない食料品は比較的このような状態になることがあります。
コンビニのお弁当・おにぎり・パンコーナーも同様な現象が起きます。

とはいえ、佐渡には個人のパン屋さんがたくさんあるので、スーパーやコンビニからパンがなくなっても何も心配もありません!

冬の佐渡は船が出なくて島内のガソリンがなくなってしまう?

これに関しても全くの嘘になります。
2020〜2021年に関しては一切なかったですし、販売制限がかかることもなかったです。
佐渡在住7年のSUI代表も今までそのようなことは経験したことがない。とのことでした。

念の為、島内のガソリンスタンドにも確認しました。

「冬の船の欠航によりガソリンがなくなったことは今まで一度もない。
両津に大きな基地が2箇所あり、島内のガソリンがなくならないようしっかりと管理されているのでそのような心配は一切ありません。」

と、心強い回答をいただきました!

強いて言えば、オイルショック(1970年代)の時にガソリンの供給が不安定になったことがあったぐらい。だそうです。
それほど大きな経済の揺らぎがない限り、佐渡のガソリン事情に関して安心して生活を送れそうです。

2020年12月〜2021年3月の佐渡汽船冬季就航状況

佐渡汽船ホームページには就航履歴が公開されていなかったので、2020年12月〜2021年3月の佐渡汽船カーフェリー・ジェットフォイルの運行状況を毎日記録しました。

※以下に紹介するデータは、佐渡汽船が公開しているデータではなく、一個人が毎日ちまちま集めたデータということをご了承ください。

佐渡汽船冬季就航状況です。

ジェットフォイルはカーフェリーに比べて就航率が低いことがわかります。
冬場、カーフェリーは80%以上、ジェットフォイルは70%以上就航しています。
3月はほぼ欠航する日はないと言ってもいいですね。

 

それでは月ごとに詳しく見ていきましょう。

2020年12月

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2020年12月カーフェリー就航率90.3%

2020年12月ジェットフォイル就航率72.7%

 

2020年12月16〜18日、ニュースでも大々的に報じられた関越自動車道が3日間ストップした日、覚えてますか?(私はほぼ忘れかけてました)

ニュースサイト→ https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG170G60X11C20A2000000/

あの日佐渡でもしっかり降りました、雪。
そして風がものすごく強かった。そんな時でも丸一日船が出なかった日はありませんでした。
ジェットフォイルは全便欠航になった日もありましたが、カーフェリーは波の状況を見て何便か出ていました。

2021年1月

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2021年1月カーフェリー就航率88.2%

2021年1月ジェットフォイル就航率77.7%

1月はカーフェリー・ジェットフォイルともに全便欠航した日が2日ありました。(7日、29日)
1月7日は6〜7mのうねりを伴う波が予想され、島内で停電も発生しました。
1月29日に関しては8〜9mのうねりを伴う波が予想されていました。

冬の日本海の本気を出した感じですね。

うねりとは・・・風浪が風の吹かない領域まで進んだり、海上の風が弱まったり風向きが急に変化するなどして、風による発達がなくなった後に残される波を“うねり”と呼びます。

 

2021年1月の雪についてのお話はこちら。

【佐渡の冬】佐渡の積雪情報

2021年2月

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2021年2月カーフェリー就航率81.4%

2021年2月ジェットフォイル就航率74.5%

2021年2月18日(木)新潟発のジェットフォイル つばさ が航行不能になる事故が起きました。
原因は大型海獣生物の肉片が海水取り入れ口に詰まったことが原因と報道されていました。
この日は6メートルの波の予想が出ていいましたが、カーフェリーは全便就航していて、ジェットフォイルは6便中5便が欠航していました。
波の高さにかかわらず、こういった海洋生物が原因で止まることもあります。

2021年3月

PDFファイルが開きます

2021年3月カーフェリー就航率99.3%

2021年3月ジェットフォイル就航率99.5%

3月になるともう安心ですね、カーフェリー・ジェットフォイルともに99%を超える就航率となっています。
カーフェリーはたった2便、ジェットフォイルはたった1便のみの欠航です。
3月の佐渡汽船利用はそこまで構えなくとも利用できそうですね。

 

 

上記で紹介した佐渡汽船就航表一覧はこちらです。PDFが開きます。→ 佐渡汽船就航表一覧

佐渡汽船|波が何メートル以上だと欠航になるの?

結論から言うと、この「波が何メートル以上だと欠航になるの?」と言う疑問に対して明確な答えはありません。

波の高さが4mと予想されていて就航する日もあれば、欠航する日もあります。

では検討をつけるために、波の高さに着目した欠航率を出してみました。

 

冬場3ヶ月平均を見ると、カーフェリーは5m、ジェットフォイルは4mを超えたあたりから欠航率が上がってきます。
6mになると高確率で欠航し、7m以上になると100%の確率で欠航します。

しかし、各月ごとの数字を見てみると結構ばらつきがあることがわかります。
例えば、カーフェリー欠航率:5m =12月 53%、1月26%、2月60%と言った具合です。

波の高さにより、欠航率は上がるが、必ずしもその通りではないと言うのが実情です。

また、ジェットフォイルはカーフェリーに比べて波に弱いと言われている点については、
ジェットフォイルは3mでは欠航率3%ですが、4mでは欠航率80%を超えます。
カーフェリーは4mの欠航率は18%なので、
ジェットフォイルはカーフェリーに比べて波に弱いことがわかります。

 

以上のことを踏まえると、

3mまでは大体大丈夫。

4mから怪しくなる。

5mだとかなりの確率で欠航になる。

6mはほぼ欠航する。

7m以上は100%欠航

という判断ができると思います。

 

※これはあくまで1シーズのみのデータですので、参考程度にお考えください。

 

佐渡汽船|佐渡島民は冬船に乗る時どうしてる?

佐渡の人たちは冬場どうやって予定を立てているのか。

  • 佐渡島外へ出るときは、あらかじめ余裕のあるスケジュールを組み、船を予約した前日に出発できる準備をする。
  • 当日船が出るか怪しい場合は、前日に新潟市へ行き、1泊して目的地まで行く。

などの工夫をしているようです。帰島する際も然りです。
余裕のある、柔軟にスケジュール変更できるように予定を立てる。

他にも天気予報や佐渡汽船のホームページで最新の情報をチェックするなど、こまめな情報収集も大事です。

佐渡汽船のホームページの運行状況をチェック!

まずは自分で判断する前に、佐渡汽船のホームページで運行状況をチェックすることを強くお勧めします。
だって佐渡汽船が運行しているんですもの、佐渡汽船から出る情報が一番に決まっています。

台風がくる、発達した低気圧がくるなど、海が荒れる予報が出た場合、佐渡汽船のホームページに前日または当日にこのような情報がアナウンスがされます。

こまめに運行状況をチェックすることで、
「急いでいる人は今日中に船乗ってくださいね。」
「ジェットフォイルは怪しいけど、カーフェリーは出る予定だから変更してくださいね」
などの情報を得ることができます。

 

沿岸波浪予想をチェック!

佐渡汽船のホームページで運行状況をチェックしようにも、前日または直前にしか就航状況が発表されないため、前もって予想を立てたい方にはこちら、沿岸波浪予想をお勧めします。

船の就航状況の判断は波による影響が大きいため、佐渡在住の方は天気予報を見るよりも、沿岸波浪予想を見て船の就欠航の予想を立てる方も多いです。

↑こちらは過去の沿岸波浪予想ですが、波が高いとこの図のように海が真っ赤になります。
こんなに真っ赤になったらほぼほぼ船が出ないと言ってもいいと思います。

天気予報などを見て数値など文字を見てもいいですが、こちらはビジュアルですぐ波が高いと判断できるのでわかりやすくて便利ですね。

ちなみにこちらは2021年11月1日の波の予想

逆に真っ黒。大変穏やかです。

佐渡汽船|船酔いしないための工夫

冬場の佐渡汽船でもう一つ心配なのが船酔い。
移住相談のお客様の中にも、「さっき到着したばかりで・・・。」と言って、とっても具合悪そうにお越しになる方もいらっしゃいます。

船に弱い人に聞いたら、「とにかく寝る!」これに尽きるそうです。

  • 船が動く前に寝る
  • 酔い止めを飲む
  • 酔わないと自分を信じ込ませる。。。などなど

佐渡汽船の船内および、港の売店では酔い止め薬は販売していないので、必要な方は事前の準備が必要です。→佐渡汽船Q&A

また、佐渡汽船で働くスタッフたちが情報発信しているメディアさどトリコ
佐渡汽船で働きながら船酔いしやすいスタッフさんが紹介する船酔い対策が紹介されています。
乗り物酔いしやすい体質の佐渡汽船の社員さんが紹介しているのでとっても説得力あるし、参考になります!!

↓こちらのページの下の方に船酔い対策が紹介されています。

速くてかっこいい、海を飛ぶ船「ジェットフォイル」を詳しくご紹介!

船の乗る場所によっても違いがあるんですね。船酔いに効くつぼも覚えておいて損はないですね!
SUIスタッフも割と船酔いしやすいたちなので大変参考になりました。
船に乗るとビール飲んでいる紳士もたまに見かけますが、酔いに強いっていいなぁ。って思います。

最後に

散々佐渡汽船の就航状況について個人の見解を紹介してきましたが、
佐渡汽船からは船の就欠航についてどのようにお知らせしているのでしょうか。

佐渡汽船の公式ホームページのQ&Aを見ると、

Q:就欠航の基準を教えてください。

A:波高、うねり、風の強さや向きなど、いくつものデータを総合して判断していますので、一概に就欠航の基準を表すことはできませんが、気象予報で新潟県に暴風警報、波浪警報などの警報が発令された場合は欠航の可能性があると思ってください。

但し、警報の発令は、あくまでも目安であり、警報の発令の有無で就欠航を決定しているわけではありません。

との回答があります。

佐渡汽船では就欠航の明確な基準を設けていないのです。
船が安全に就航できるよう、佐渡汽船を利用する人が不便の無いようにあらゆるデータを加味し、万全の体制のもと、就欠航を決めています。

 

何度も申し上げますが、本日紹介したデータはあくまで、個人の見解として文章にしていますので、
正しい情報は佐渡汽船のホームページで確認してください。

 

また、新潟県のホームページにも県職員のささやきとして、佐渡汽船の冬場の就航状況についての記事が公開されています。

こちらも、夏冬の沿岸波浪実況比較図や天気図などとともにデータが公開されているので、参考にしてみてください。

 

 

佐渡への移住を考えている人、佐渡に旅行に来たい人など、冬の時期佐渡汽船を利用する方への参考になれば幸いです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!