新潟県地域振興局と一緒に作った移住促進パンフレット「佐渡暮らしに会いにゆく」。
佐渡には海も山もあり、どちらも楽しむことができるとても遊び甲斐のある島だと思います。
今日ご紹介するのは、佐渡の真ん中にあたる国中平野で自然農を営み、ヤギやニワトリと暮らす笈川夫妻。
農業の他に合氣道の普及、着物の着付け教室など今までの経験を佐渡でも生かしていらっしゃいます。
佐渡島では笈川夫妻のように一つの仕事だけでなく色んなことにチャレンジしている方が多いように思います。
決して皆さん「スーパーマン」ではなくその人、その人が培った経験がこの地では花咲くのかな…と思います。
笈川知隆さん、元枝さん
移住のきっかけ
木村秋則氏の「奇跡のリンゴ」を読み農業に興味を持ちました。
都内近郊の先輩の実家で農業体験をさせてもらう機会が何度とあり、そのうちに農業のあるこの暮らしをしたいと思うようになりました。
もともと私(知隆さん)は神社仏閣の多い京都の街並みが大好きでした。東京に住んでても毎月のように京都へ行くほど。
農業の暮らしと京都の古風な街並み…それが頭の中にいつもありました。
佐渡ヘはたまたま旅行で来ましたが、神社仏閣、瓦屋根の町並みなど日本の原風景を感じ、気に入ったこの土地で農業をしよう!と思い、移住しました。
佐渡に暮らしてよかったこと
チャレンジできる懐があると思います。
農業がしたい、それと日本的な風景が好きで佐渡に住みましたが、そればかりでなく、自然栽培・合氣道道場・着付け教室、様々なことができ、ありのままの自分を試すことができました。
すぐに戻れる地続きの場所と違い、佐渡は離島です。
背水の陣で決意を決めるなら離島の佐渡は最高かも!
佐渡に暮らして困ったこと
お年寄りの方言が独特でわかりにくかったです。
あとは家探しに大変苦労しました。今のところに決めるまでアパート暮らしをし、佐渡のことを知る期間にしました。
佐渡に住んでからは特に生活に困ることはありません。
これからの夢
自然栽培の普及と確立、そして合氣道をもっと広めたい。
日々チャレンジですが、淡々と深めていきたいです。
移住を考えている方に一言アドバイス
現在、目指していた自然栽培農家として独立して5年になりました。
「郷に入っては郷に従え」という言葉がありますが、佐渡に来て最初の4年間は農協・牧場・公社など人脈づくりと、勉強のために佐渡を知ることからスタートしました。
「佐渡の世間知らず」にならないよう時間をかけましたが、そのおかげで周りと衝突なくやってきたと思います。
人・地域を知ることから始めるといいですよ。
笈川夫妻についてもっと知りたい方は
「いつくの郷」のウェブサイトでは、お二人の取り組みや、日々のブログを読むことができます。こちらもどうぞご覧ください。
笈川さんをはじめ他の方のインタビューは新潟県佐渡地域振興局の「佐渡暮らしに会いにゆく」に掲載されています。