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もうすぐ佐渡市の伝統芸能 鬼太鼓の時期がやってきます

 

3月に入り、近所から鬼太鼓を練習している太鼓の音が聞こえてくるようになりました。

毎晩地域の青年部の方が公民館などに集まって太鼓や舞の練習を行います。

ドンドンドドンドン。

地元の方は遠くから聞こえる音の響きやリズム、音の強さなど聞いただけで今誰が叩いているか分かるそう。(すごい!)

 

大きく分けて5つある系統の中で、集落ごとでも違うリズム、舞があります。

佐渡暮らしが長くなるとともに多くの鬼太鼓を目にしてきましたが、リズムや舞が違うのはもちろんのこと、衣装や鬼の面の表情や髪の毛、舞い手や打ち手の他に獅子舞や翁、提灯で明かりをともす役、など登場人物にも違いがあり見る度にとても興味深いです。(爆竹ならす鬼太鼓もあるとか!)

 

恐らく佐渡に住まわれていない方は鬼太鼓と聞いてもどんなものか想像がつかないと思いますので、YouTubeで鬼太鼓と検索したり、詳しく知りたい!という方はさど芸能アーカイブwebサイトをご覧ください。

 

佐渡に住む方なら誰でも知ってる鬼太鼓。
けど、いったん島を離れると、隣の市である新潟市の方でも鬼太鼓を知っている方はとても少ないです。

なぜあまり知られていないかというと、門付けという鬼太鼓の祭りスタイルにあると思います。

一般的にお祭りと聞くと神社などに屋台が出て賑やかなものをイメージされるかと思いますが、鬼太鼓は早朝に地域の神社からスタートし、集落一軒一軒を訪ね玄関の前で太鼓の音と共に一年の五穀豊穣、家内安全を願い舞います。これを門付けと言います。

なので、お祭りだからと神社へ行っても常に鬼太鼓が見られるわけではないのです。

 

佐渡全体が盛り上がるお祭りではあるのですが、一つの会場で行われるお祭りではないのが特徴です。

 

毎年4月は島内多くの集落で鬼太鼓が行われるので、ちょうどその時期佐渡にいる!という方はスケジュールをチェックしてみてください。

佐渡日和鬼太鼓カレンダー

 

 

佐渡人の血が騒ぐ鬼太鼓。

実は日本を飛び越えて世界でも舞っているんですよ!!

 

佐渡祭ワールドツアー実行委員会の方々がニューヨーク、パリ、ミラノ、ミュンヘンへ訪れ鬼太鼓を披露しました。

ニューヨークのタイムズスクエアで佐渡の鬼が舞う姿はしびれますね!!

 

 

先日、佐渡暮らし3年目のIターン者とお話しする機会がありました。

近所の方に誘ってもらい移住1年目から鬼太鼓の練習に参加し、太鼓の打ち手から始まり、今年ついに鬼の舞デビューをするとのこと!

その方は、関東出身。
育ってきた環境は佐渡とまるで違い、地元の方と練習を重ね、一緒になって祭りを楽しむという経験は佐渡に来て初めてだったそうです。

鬼の舞をするために筋トレも始めたとのことで、気合の入っている姿はとても輝いていました!

 

 

鬼太鼓の話題が出たり、太鼓の音を聞くと佐渡に春が来たんだなと実感します。

最近移住した方も、これから移住予定の方も、改めて鬼太鼓を知るきっかけになったら幸いです。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。