佐渡は新潟県に属しますが、いわゆる豪雪地帯ではないので、何メートルも雪が積もることはありません。
雪深い地域の方に佐渡の雪事情をお話しすると雪国マウントを取られるほどです。
雪無し県兵庫県姫路市から来たSUI代表の熊野は「佐渡は雪は降るけど、屋根の雪下ろしをするほどは積もらないよ」という言葉を聞いて移住を決めたそうです。
実際に移住してみて最初の年は嬉しくて、ふかふかの雪にバフっとして人型を作ってみたりして遊んだそうですが、それ以降一度もやっていないとのこと。
雪の塊を除雪するのはかなりの重労働だし、雪道の運転は怖いし、生活してみて雪のある生活の大変さを実感したそうです。
一方、雪有り県新潟県新潟市から来た佐渡生活2年目のSUIスタッフ🙋♀️は、雪のある生活には免疫がついていましたが、冬の佐渡の強風には甚だ驚きました。
台風並みの強風が雪と共に吹き荒れて、道路はあっという間につるっつるに。
短時間だったらさほど気になりませんが、半日〜1日中強風が続いて、外からは轟々ビュウビュウ不気味な音が続くので、家が吹っ飛ばされるのではないかと、恐怖で眠られない日もあるほどです。
本日はそんな雪のある生活ができる佐渡でのあるあるをお伝えしたいと思います。
目次
初雪は毎年興奮する
雪国に住んでいて毎年雪を見ているはずだけど、初雪が降ると毎年興奮してしまいます。
これから風が強く天気の悪い厳しい冬の生活が待っているのだけれど、島なのにはっきりと四季を感じられるのは佐渡ならではだと思います。
除雪の為の早起きがつらい
ただでさえ冬の朝は寒くて早起きしたくないのに、出かけるまでに除雪という名のビックイベントが待っているのです。
割と時間が裂かれるのでそのために早起きをしなくてはなりません。。。
自宅の駐車場が屋根付きであればそう苦労はないのですが、雪が降って除雪車が出動した場合、家から道路に出るまでに雪の壁が現れることがあります。
これらを除雪しないと前へ進めません。。
大雪が降った日には朝から汗びっしょりなんてことも珍しくありません。
とは言え除雪車に文句を言ってはいけませんよ。
除雪車に乗る方々は皆さんが暖かい布団の中ですやすやと寝ている真夜中に出動し、道路を綺麗に除雪してくれています。
しかもその方々は除雪の仕事が終わって普通に昼のお仕事へ出勤するのです。
彼らがいてくれるお陰で私たちは車を走らせることができるのです。感謝しかありません。🙏
たまげるほど雪を積んだ車を見かけることがある
佐渡島内であっても地域により降雪量の差がかなりあり、相川や真野ではあまり雪は降りませんが、両津や山ではしっかりと雪が降ります。
佐渡UIターンサポートセンターがある金井では全く雪が積もっていなくても、すれ違う車がまたにものすごい量の雪を積んていることがあり、「どこから来たんだ?」とくすくす笑ってしまします。
雪を積んだまま走ると、走行中やブレーキをかけた時に前に滑り落ちてきて、前が全く見えなくなる時がありますので、車を走らせる前は車の上に積もった雪もきちんと降ろしてから出発すると安心です。
傘をさせない
佐渡の雪降る日って大抵風が強いです。強いというか、強風・暴風であることがほとんです。
「しんしんと降り積もる雪」という言葉がありますが、佐渡ではその状況にはなかなか出会えません。
積もる間も無く風で吹っ飛ばされてしまいます。
佐渡の方に聞くと年に1度くらい風もなく無音の状態で雪が降る時があるそうで、みんな口を揃えて「その日はとても美しい」と言います。
車社会なのでそもそも雪の降る日に外を歩くことは少ないのですが。
こんな感じ。ある日の1月の風景をお納めください。
雪道はノロノロ運転なので遅刻する
やっとの思いで除雪ができたと思って車を走らせると、雪道では法定速・制限速度ではまず走れません。
路面や気象状況にもよりますが、規定の速度から10〜30km/hくらい減速して走ることが多く、ノロノロ運転のため目的地まで大幅に時間がかかることがあります。
雪の日は時間に余裕を持って行動することがポイントです!
古民家、家の中なのに雪積もる
こちらの写真、佐渡UIターンサポートセンターの廊下です。
ある猛吹雪の日に廊下に雪が積もっていました。屋内です。
室内からは目に見える大きな穴などは見つからないのですが、どこかに隙間があるのでしょう。
最初はまさか雪とは思わず、「発泡スチロールのゴミか?」「カビか?」と思いましたがなんのその。れっきとした雪でした。
古民家ですので風通しが良すぎて気密性ゼロなので、室内でも極寒です。
降った雪は溶けずに、しばらくそのまま居座っていました。
給湯器の配管が凍る
給湯器自体は自動凍結防止機能が付いている機械がほとんどなので、凍ることはまずないのですが、給湯器につながる給水配管が凍ることがあります。
設置場所が日の当たらない場所だったり、配管が剥き出しになっていると凍ってしまうので対策が必要です。
配管部に防寒剤を巻きつけたり、ヒーターを巻き付けることで対策ができます。
スノーブーツは万能ということを知る
雪国以外の方々はあまり馴染みがないかもしれませんが、雪道を歩くのに便利なアイテムとしてスノーブーツがあります。
普通のブーツでもなく、長靴でもなく、スノーブーツです。
これは雪道を歩くのに適しており、滑りにくい、暖かい、着脱がしやすい、濡れない。
雪道を歩く上で最強の履き物です!!
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最後に
本日は雪国新潟に属す、佐渡の雪国あるあるをお伝えしました。
雪のある生活ってこんな感じです⛄️
冬の期間、何週間も雪が降り続いたり、路面の凍結がずっと続くことはありません。
3〜4日雪の日が続いてその後晴れ間が広がり気温が上がり、道路や庭の雪が溶け、その後また雪が降る。というターンの繰り返しです。
雪国で育った人にとってみれば佐渡の雪は可愛いものって感じるでしょうし、降らない地域から来た人にとってみたらかなり構える自然現象かと思います。
冬だから、寒いから何もできないと思われがちですが、探したら佐渡の冬の楽しみ方も結構あるもんです。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました!!