佐渡UIターンサポートセンターにて6月6日(日)の午前中、草木染めワークショップを開催しました!
当日の様子をお伝えします♪
今回使用する草木はドクダミ。
名前に濁音が二つもあって警戒した方が良さそうな響ですが、このドクダミ自体に毒は全く無く、むしろ薬草としての効能が多く古来から民間薬として利用されてきました。由来は諸説ありますが、毒を抑えることを意味する「毒矯め(ドクダメ)」からきているそうです。
日陰のある民家の庭や道端にも生えていてとても身近な草木です。ドクダミの上を歩いたりむしったりすると強い香りが漂うのでご存知の方も多いと思います。
この6月の時期になるとSUIの庭にも多くのドクダミが生い茂ってきて、白い可愛らしい花をつけます。
お花をアルコールに浸けてこれからの時期必須な虫除けスプレーもできるそうですよ。
ドクダミの説明や、草木染めのやり方、どのような材質が適しているのかなど本日の流れなどを説明し、実際にドクダミを庭から集めてくるところから始まりました。
今回必要な量は750g。割とたくさんの量が必要ですが、みんなでおしゃべりしながら集めたらあっという間でした。
採取したドクダミの葉のみを使用するため選別中。
今回染める木綿のトートバッグは前日に豆乳に浸けて濃染し、布に色を定着させるためミョウバン媒染処理をしました。
ミョウバンは茄子漬けを作るときに使う焼きミョウバンを使用します。(スーパーの漬物コーナーで購入できます。)
※濃染・・・タンパク質成分を植物性の繊維に染みこませて、濃く染めやすくすること。
※媒染・・・染料を繊維に定着させる工程のこと。
鍋に摘んできたドクダミと水を入れ煮出します。
その間にペットボトルの蓋や紐、輪ゴムなどを使って生地に模様をつけます。
縛った所は色が染まらず、丸い水玉模様などをつけることができます。縛り加減、紐の太さによって仕上がりが変わってくるので出来上がりが楽しみです。
しばらく煮出した後、茶色くとろみのある染液ができました。
煮出した葉を取り除き、下処理をしたトートバッグを染液に浸けます。しばらくこのまま放置します。
色むらが出来ないよう途中ひっくり返し、今回は20分ほど浸けました。
染液からバッグを取り出し、模様をつけるために止めていた紐や輪ゴムなどを外します。
水洗いし干して完成です。
もともと生成色だったバッグが、明るい黄緑色に染まりました!!
ドクダミの葉を煮出し、染液を見た時は濃い茶色をしていて、くすんだ色になるかもと思いましたが、綺麗な色に仕上がりました♪
ドクダミの独特な強い香りもしませんし、嗅ぐと緑の爽やかな香りがします!
模様は思ったように描けませんでしたが、お気に入りのエコバッグができました。
染液に二度漬けしたり、浸ける時間を長くすることで色の濃さも調整できます。
使用する材料も豆乳と焼きミョウバンどちらもスーパーで手に入る身近なものですし、庭に生えている草木ですぐできてしまうので身の回りの小物をたくさん染めたくなりますね。
身近な自然のものを使って生活を豊かにする暮らし、田舎移住の醍醐味ですね♪
ご参加いただいた方、ありがとうございました!!
SUIでは今回のようなワークショップを企画したり、その他移住者交流会などを定期的に開催しています。
6月の予定はこちらでご確認いただけます。
皆様のご参加お待ちしております!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!