【地方移住】移住する前に知っておきたい佐渡用語

※2023年6月更新

 

佐渡の方との会話で出てくる「本線・南線・国中」ってどこのことを言っているんだろう?

飲み会前の「練習」って何するの?

島外から来た人には絶対にわからない、けど佐渡に来たら普通に使われている、佐渡の方言とはまた違うあらかじめ知っておきたい佐渡用語をいくつかピックアップしてみました。

 

本線(ほんせん)

本線とは両津から佐和田に抜ける1本道のことを指します。

本線という言葉の由来は路線バスから来ています。

 

路線バス的には両津ー相川間を本線と言いますが、会話の中で使われる「本線」は両津ー佐和田間の道を指すことが多いです。

人により感覚は違うかもしれませんが、だいたい両津の夷ニノ町交差点あたりから佐和田のツルハドラックあたりまでの1本道を本線と言います。

 

会話の中で「本線」と出てきたらこのあたりの道をイメージするといいと思います。

会話例「今日は珍しく本線が渋滞していると思ったら工事しておった」

 

南線(みなみせん)

南線とは両津から真野に抜ける1本道のことを言います。

こちらも由来は本線と同じく路線バスから来ています。

 

路線バス的には小佐渡側を通る両津ー佐和田間を南線と言いますが、会話の中で使われる「南線」は両津ー真野間の道を指すことが多いです。

人により感覚は違うかもしれませんが、だいたい両津のキッチンよろこんであたりから、真野のレストランこさどの間の1本道を指すことが多いです。

 

会話の中で「南線」と出てきたらこのあたりの道をイメージするといいと思います。

会話例「南線はよく警察が張っているから気をつけたほうがいいよ」

 

国中(くになか)

国中とは佐渡中央の地域を指します。

大佐渡山地と小佐渡山地に挟まれた、田んぼが広がる平地を国中平野と呼び、佐渡の方々はその一帯を「国中」と呼びます。

商業施設も集中しており、佐渡の人口約8割がここに集中しています。

 

国中平野は昔、海でその後湖ができ平野へと変化を遂げた過程があります。

海から数キロ離れている平野の中央に位置する金井地区には未だに「貝塚」という地名が残っています。

その地名の由来、地形の成り立ちについて詳しくは佐渡ジオパークのYouTube動画をご覧ください!

 

国中の他にも内海府、外海府、前浜、南佐渡など、地図には載っていない地域の呼び名があります。

その地域や境目をビシッと言えるようになったら佐渡人としてイキってもいいと思います。

 

ばあさん・じいさん・かあさん・とうさん・あねさん・あんちゃん

佐渡では「ばあさん・じいさん」などの代名詞の使い方がちょっと独特です。

以前お子さんが成人している60代の男性Aさんとお話ししていた時、「うちの母さんが〜」「うちの婆さんが〜」と話していました。

てっきり「母さん=Aさんの母親」「婆さん=Aさんの祖母」のことを指していると思っていたら、違いました。

『母さん=Aさんの奥さん』『婆さん=Aさんの母親』という意味でした。

 

家族間で子供を中心とした会話だったら成り立つことだと思いますし、家に小さいお子さんがいる場合であれば他人との会話でも普通に使っておかしくは無い思いますが、60代(子供が成人している)の方との会話では違和感があり、会話の中でどなたを指しているのかわからなくなり、こんがらがる時があります。

40代くらいまでの方との会話では自分の母親のことを「婆さん」と呼ぶ方はいらっしゃらないですが、50代以降の方々は、自分の両親のことを「母親・父親」とは呼ばず「婆さん・爺さん」、妻のことを「母さん・母ちゃん」、夫のことを「とうさん・父ちゃん」、と呼ぶことが多いように感じます。

第三者の配偶者について話すときも「◯◯さんの奥様・旦那様」とは言わず、「◯◯さんの婆さん・爺さん・母ちゃん・父ちゃん」と言う時があります。

 

また、あねさん・あんちゃんと聞いてイメージするのは20〜30代の若者をイメージすると思いますが、20代であっても60代であっても、その方の年齢にかかわらず、その家の娘・息子であれば「あねさん・あんちゃん」と呼ばれるのです。

会話の中で「◯◯さんちのあんちゃんがね〜」と聞き、勝手に20代くらいの方かな?と想像していたら60代の方だった時はびっくりしました。

 

会話例:「あんたんとこの父ちゃん(旦那さん)元気かね?」

弥吉丸(やきちまる)へ行く

 

弥吉丸とは佐渡市赤泊にあるカニの直売所のことです。

佐渡の人が「弥吉丸へ行く」と発言したら、その人はカニを買いに行くので、カニばさみとカニフォークと手拭きタオルを用意してその人の帰りを待ちましょう。美味しいカニが食べられます。

 

JA・農協=エーコープ(スーパー)

佐渡ではJAが運営するスーパー「エーコープ」が広く展開しており、島内に両津・金井・新穂・畑野・相川・羽茂2店舗・小木・赤泊、合計9店舗あります。

「JAへ行ってくる」「明日農協で待ち合わせね」と言われた時、それはエーコープ(スーパー)のことを指している場合があります。

金井にあるエーコープの正式名称は「JAエーコープ佐渡金井店」なので「JA」と言っても間違いではないですし、「JA」=Japan Agricultural Cooperatives=農業協同組合の意味なので「農協」でも正解なのです。

しかし、移住者(農業従事者以外)にとっては、「JA」や「農協」といった言葉はあまり親しみがなく、スーパーの「エーコープ」について「JA」や「農協」と言う言葉が使われてもあまりピンと来ません。

 

スーパー以外にもJAバンク、JAのガソリンスタンド、JA佐渡などなど「JA」のつくいろんな施設や建物があるのでそれもまた会話をややこしくさせる原因の一つです。

 

練習

「練習するぞ」

飲み会の席で開始時間の前にこの言葉を聞く機会があると思います。

 

佐渡の方々は飲み会の15分前には会場に到着していることが多く(早いと30分前)、飲み会が始まる前に「練習」をします。

なんの練習をするのかと思えば、「乾杯の練習をする」というのです。

開始時間前ですが、乾杯の練習をし、そして実際に飲み始めます。

 

その文化を知らず真面目に時間通りに到着した人はこう言われるのです。

「遅いじゃないか。遅いから先に練習していたぞ!」

 

そして全員が揃ったところで「本番の乾杯」をし、飲み会が無事に開始されるのです。

 

佐渡の人は非常に真面目なのです。今まで何度も何度も乾杯をしてきただろうに、毎回練習をしてから乾杯をしているとは。

 

最も偉大なブラジルのサッカー選手であるペレはこう言いました。

「すべては練習の中にある」

と。

 

 

部落

佐渡の人が使う部落という言葉は被差別部落を指すのではなく、集落のことを指します。

関西や九州など西の方から移住してきた方にとってはかなりびっくりする発言に感じると思いますが、「私が住んでいる部落は〜」「部落の総会が〜」など、日常会話によく「部落」が出てきますが、誤解のないように。

 

 

最後に

一度聞いたり覚えてしまえばなんてことない言葉や単語ですが、島外から来て初めて聞いた人には何のことかさっぱりわからん佐渡用語を集めてみました。

本日ご紹介した用語を自然に使えるようになったらあなたはしっかり佐渡に馴染んだと言えるでしょう。

 

もっと佐渡人になりきりたい!と言う方はこちらも併せてご覧ください。

【離島移住】佐渡人になりきる方法

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。