佐渡のスーパーの鮮魚コーナーに見慣れぬ海産物が販売されていました。
そうです、ナマコ。
積極的に食べたいとは思いませんが、味的好奇心が勝り、思わず手を伸ばし、気がついたら買い物カゴにナマコが入ってました。
しかし、食べ方が分かりません。パッケージには「調理済み はらだししてます」シールが貼られているけど、何の処理が済まされているのか全く分かりません。
そこで、お会計の時、スーパーのレジの店員さんに聞いてみたところ、丁寧に食べ方を説明していただきました。
①ハラワタなどは全て処理されてあるので、そのまま上から熱湯をかける。こうすることで、ぬめりが取れます。
②細かく刻んで、全体を水洗いします。
③大根おろしと醤油やポン酢をかけていただきます。絡みが好きな人は七味をプラスしても美味です!
以上!
なんと!とっても簡単ではないですか!
金井Aコープのスタッフさんご丁寧に教えていただきありがとうございました!!
ということで、早速調理してみました😊
目次
ナマコの食べ方
それでは写真と共にナマコの食べ方を見ていきましょう!
まずはパックから取り出します。
そこで意外だったことがあります。ナマコって硬いんです。てっきりブヨブヨふにゃふにゃっとした状態のものを想像していたんですが、違いました。
↓こんな感じの硬さです。
その後、ザルにあけ、上から全体に熱湯をかけます。身が引き締まり、ナマコのイボイボが少し出現してきまた。
まな板の上に乗せて細かく刻みます。包丁を入れた感じはそんなに抵抗を感じません。貝類を切るような感覚です。
また、ザルに戻し、水でよく洗います。
水気を切って、お皿に盛り付け、大根おろしをのせて醤油をかけて出来上がり!
何も難しい作業などはなく、とっても簡単にできました!
こんなに簡単だったら晩御飯にもう一品欲しいとき、重宝しますね😉
ナマコを食べる!
SUIのお昼休憩にナマコを差し入れしてみました!!
いくま
くまの
でさき
いくま
いくま
でさき
いくま
ナマコトリビア
ナマコの旬は冬。
ナマコは漢字でかくと「海鼠」と書きます。「これは海の中で夜になると海底を動き廻る、ネズミに似た生き物だから」ということで付けられたそう。
ちなみにナマコは英語でsea cucumber。海のきゅうりですって。日本と英語圏とではだいぶイメージが違いますね。
なんとナマコは1日に140mもの距離を移動できるそうです。
佐渡ではどのように食されてきたのか、佐渡中央図書館へ行って調べてみました。
こちらの小木町の伝承料理にはしっかりとナマコの料理が記載されています。
小木では昔からナマコ料理が食べられていたんですね。
佐渡出身という図書館の方にもお話しを聞いてみましたが、「子供の頃はよく食卓に出てきたけど、最近はめっきり食べなくなったわ」とのこと。
また、こちらの「佐渡の珍味 海辺の幸」には昔、佐渡のナマコを乾燥させて、イリコ(乾燥したナマコ)にして中国に輸出していたと記されています。
そう、ナマコは中国では高級食材として扱われていて、北海道や青森で採れたナマコをイリコに加工し中国へ輸出しているとのこと。
日本には現在、187種のナマコがおり、そのうち、11種類が食用として認められています。中には毒があるものもあるのでむやみやたらに触らないでくださいね。
もっとナマコについて知りたい方は、こういう本もあります。佐渡市中央図書館にありました。
こちらの本には漢方医学によるナマコ・イリコの解説も記されており、ナマコは五臓の腎の働きを助け、全身の関節の違和感に効果がある。イリコは下痢を治し、毛髪を生じ、黄疸、疲れ痩せに効果がある。などと、解説されています。
ナマコを愛した明治の文豪の紹介もあり、ナマコについて多方面から解説されていてナマコ好きにはたまらない一冊となっています。
興味のある方は佐渡中央図書館へ。佐渡病院の裏にあります。
本日は佐渡の珍味、ナマコについてのお話でした。本日も最後までお読みいただきありがとうございました!