「UIJターンってどういう意味?」
「運転中のUターンとは違うの?」
「私は何ターンなの?」
移住の仕事をしていると当たり前のように使っていますが、これから移住を検討している人には何のこっちゃさっぱりわからん単語、「◯ターン」。
SUIスタッフ🙋♀️もこちら仕事に就くまでは何となーくしか知りませんでした。
本日はそれらの意味を佐渡目線で解説します。
目次
Uターン
佐渡で生まれ学生時代を佐渡で過ごし、進学や就職により佐渡を離れ都市部などで暮らし、転職など様々な理由をきっかけに再び佐渡で暮らすこと。
やっぱり佐渡が好き、家業を継ぐため、家族の介護、などなどUターン者の理由は様々です。
佐渡には専門学校(伝統文化と環境福祉の専門学校、佐渡看護専門学校、佐渡保育専門学校)はありますが、大学がないので高校生の多くは島外へ進学します。
一度佐渡を出て島外で暮らしたことで、地元の良さを再確認したり、友人親戚がいる慣れ親しんだ土地で再び暮らしたいと思う方も多いです。
Iターン
佐渡以外で生まれ育った人が、佐渡で暮らしたいと思い佐渡に住むこと。
Iターンの方達に「なぜ佐渡に住もうと思ったのか?」と聞くと、
「旅行できて佐渡の魅力に取り憑かれた」
「釣りが好きだから」
「佐渡の人々に魅了された」
「リタイヤ後第二の人生を好きな土地て暮らすため」
など、実際に佐渡に来て佐渡の人・自然に触れたことで移住を決めた方が多いです。
転勤者も一種のIターンと言えると思いますが、転勤者とIターン者の違いは「自分の意志で佐渡に来たかどうか」「期限付きの移住かどうか」です。
転勤者は会社の辞令で来る方が多く、数年経ったら本土へ戻る方がほとんどです。(もちろんご本人が佐渡への移動を希望して住まわれる方もいらっしゃいます。)
Iターンは会社の意向ではなく、ご自身の意志で移住を希望し、佐渡で新たな職に就いたり、起業したり、ノマド生活を続けられる方などがいらっしゃいます。
Jターン
地方出身者が東京などの都市部に進学・就職後、地元からアクセスの良い地方都市に移住することを言います。
佐渡出身者が一度都市部へ出て、佐渡に近い、交通や生活面でより利便性の高い新潟市で暮らすといった形です。
新潟市 ー 佐渡市 間は船があるので行き来がしやすく、新潟市には多くの佐渡出身者が暮らしています。
孫ターン
孫ターンは基本的にはIターンに属しますが、生まれ育ちは佐渡以外だけど、祖父母の家が佐渡にあり、学生時代の長期休みを利用し何度も佐渡に来たことがあり、昔から佐渡と関わりを持ち佐渡に移住する人のことを言います。
大人になって祖父母が亡くなり、その家を引き継ぎ住む方もいらっしゃいます。
都会で育ち、子供時代の夏休みを佐渡で過ごした経験はとても良い思い出となり、大人になって佐渡に住みたいと強く思う方は多く、SUIスタッフ🙋♂️も孫ターンで佐渡にやってきました。
関係人口
地方移住と聞くと、その土地に転入(住民票を移し)し、定住する生活スタイルを思い描く方も多いと思いますが、最近では一つの場所に定住するのではなく、国内の様々な場所でその地域と多様な関わり方をする生活スタイルも増えて来ました。
そういった地域との関わりを持ち生活する人々を「関係人口」と呼びます。
総務省の関係人口ポータルサイトにはこう説明されています。
「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。
・佐渡にルーツを持っている人
・仕事などで佐渡へ行き来している人
・過去佐渡に居住していた、仕事していたなど何らかの関わりを持つ人
住所は佐渡以外にあるので定住者・移住者ではないけど、地域と何らかの関わりを持ち、一定期間その土地に滞在したり仕事を行う。
佐渡にもこういった生活をされている方が多くいらっしゃいます。
関係人口に関連する言葉をまとめてみました。
二地域居住・・・主な生活拠点とは別の特定の地域に生活拠点(ホテル等も含む。)をもうける暮らし方のこと。別の言葉でデュアルライフ、デュアルライフをしている人のことをデュアラーと呼びます。
多地域居住・・・主な生活拠点とは別に二地域以上の複数の生活拠点をもうける暮らし方のこと。
アドレスホッパー・・・定住する家を持たずに移動しながら生活する人々や生き方のこと。
ノマドワーカー・・・カフェやコワーキングスペースなどさまざまな場所で仕事をする人々のこと。居住地についての意味は含まれず、働き方を表す単語です。
ワーケーション・・・「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、リゾート地や地方部など、普段の職場とは異なる場所で働きながら休暇取得を行うこと。仕事主体、休暇主体の二つの概念があります。
佐渡ー東京間で二地域居住されている方のインタビュー記事はこちら。
最後に
本日は移住に関するキーワードについてまとめてみました。
必ずしも自身の生活スタイルをカテゴライズする必要はありませんが、人に説明するときに何かと便利だったりします。
国の政策やコロナをきっかけに、東京一極集中に変化が出てきています。
Uでも、Iでも、Jでも、ご自身やご家族に合った生活スタイルで、希望の暮らしを実現したいですね♪
ここで一つ発見というか、UIJのアルファベット並べ替えると、IJU=いじゅう=移住と読むことができる!こんな良くできた話があるのか!
という「わー!、、だから何?」というお話でした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。