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【佐渡の食材】冬も柿を食べる

秋になると佐渡では柿が飽和状態となり、あらゆる場所で柿をいただきます。

とっても美味しい柿ですが、一点弱点がありますそれは日持ちしないこと。

残念ながらリンゴやミカンのように冬の間長持ちしないのです。

どんなに涼しいところに保管していても、冷蔵庫に入れていてもすぐに柔らかくなっていきグジュグジュになってしまいます。

柔らかくなる前に冷凍したり、干したりして保存している方も多いではないでしょうか?

凍ったまま、干したままのをそのままいただくのも美味しいですが、だんだんと飽きてきますよね。

そんな方へ、本日はいつもと違った柿の食べ方を紹介したいと思います。

 

柿とココナッツのチェー

  • ココナッツミルク 200g
  • 解凍柿 2個
  • バナナ 1本
  • 茹で小豆 大さじ2
  • 生姜すりおろし 少々

①ココナッツミルクを鍋で温める。

②器に解凍した柿、茹で小豆、バナナ、温めたココナッツミルクを注いでいただく。

冷凍柿は扱いにくいですが、コツとしては、半解凍して半分に切ってスプーンで食べやすい大きさにすくうといいです。

佐渡ならではのチェーとして、焼いたいももちを入れるととっても美味しくなると思います!

チェーとはベトナムのデザートです。チェーには明確なレシピは無くて、スープのようなあまいデザートをチェーと呼ぶそうです。夏は氷を入れて冷たくしていただくそうです。

お餅をいれたり、豆を入れたり、汁状のあまいデザート。なんとなく日本のおしるこに似ていますね。

ココナッツの甘い香りと、柿の甘さがちょうどまた合うんですよね。白と明るいオレンジで色の組み合わせも素敵だし。

ナッツを入れて食感をプラスたり、スパイスでアクセントをつけてもよさそうですね。

お好きな味や組み合わせを見つけてみてください。

柿のドレッシング

  • 解凍柿 1個
  • ゆず皮すりおろし 1個分
  • ゆず果汁 2個分
  • 塩 小さじ1
  • 胡椒 少々
  • オリーブオイル 大さじ4

①ボウルに解凍した柿を入れてスプーンの背を使ってつぶします。

②ゆずの皮をすりおろして入れる。

③ゆず果汁を入れる。

④塩コショウ、オリーブオイルの順番にゆっくり回し入れてよくかき混ぜて完成です。

 

大根白菜サラダに鰹節とねぎを散らして上から柿ドレッシングをかけていただきました。

冬の野菜をみずみずしくいただけて色味もきれいで、柿のとろみが食材とよく絡んで美味しかったです。

 

冬に冷たいサラダはちょっと…という方は、温野菜サラダにかけて食べるのもおススメです!

もしゆずが無かったら市販のレモン汁で代用できます。柿の甘味が強い場合は酸味を多めに入れて調整してください。

 

ドレッシングを作ったことある方はわかると思いますが、ドレッシングのレシピって案外お砂糖を使うんですよね。

そのお砂糖の代わりに柿の甘さを利用してみよう!というレシピです。

醤油や梅、おーりーぶオイルをごま油に変えると和風や、中華風ドレッシングも作れますよ。

柿って果物では珍しく、強い香りも酸味もなく、甘みが強い食べ物です。なので他の食材の味を邪魔せずに、優しい甘みを足してくれるんです。

 

干し柿のブリスボール

  • 素焼きアーモンド 40g
  • 素焼きカシューナッツ 50g
  • 干し柿 120g
  • 生姜すりおろし 少々
  • ココナッツファイン 中身用30g 飾り用10g
  • ココナッツオイル 少々

①フードプロセッサーにナッツを入れて、粒が残る程度に回す。

②カットした干し柿、生姜すりおろし、ココナッツファイン中身用をフードプロセッサーでよく合わす。
(干し柿が固いようだったらカットして、ぬるま湯に浸けて戻すといいです。)

③固さ、粒の大きさを見ながら回し、全体的にパサつくようだったらココナッツオイルを入れて調整します。

④一口大の大きさに丸めて、飾り用のココナッツファインをまぶして出来上がりです。

ねっちりとした、それでいてナッツの食感も楽しめるおやつです。

フードプロセッサーないよって方は、食材をある程度細かく刻んですり鉢でするとまとまります。

 

ブリスボールはオーストラリアで生まれた、比較的新しいおやつです。

シュガーフリー、グルテンフリー、デイリーフリー、その上ビーガンときたもんで、罪悪感無しでいただけるおやつとしても親しまれています。

干し柿を使ってちょっと今風なおかしにアレンジしてみませんか♪

レシピを検索すると他のドライフルーツやナッツを使ったり、スパイスを使ったレシピがたくさん出てくるのでお好きなレシピを探してみて下さい。

柿を加熱するときの注意点

柿の加工でひとつ注意しなきゃいけないことがあります。それは加熱

沢山あるんだったらジャムにしちゃえばいいじゃん!
焼き菓子に使えばいいじゃん!

と思いつく方もいらっしゃるかもしれませんが、柿の場合加熱すると柿の渋さが戻る場合があるんです。

「渋戻り」って言います。

とは言え、加熱すると100%渋くなるってわけでもなく、作ってみて渋くなるかもしれんし、ならんかもしれんって感じです。笑

渋抜きの作業で渋さを感じなくさせていたのが、加熱によってその構造が崩れて、渋みを感じる状態に戻ってしまうのだそうです。

柿の渋みの原因であるタンニンとくっついて渋さを感じなくしてくれるタンパク質(乳製品・卵など)を合わせることで渋戻りを防げたりします。

柿を加熱するとき心配だなって方は、使う柿をちょっと拝借して先に加熱して味見してから料理やお菓子に使ってみてください。

 

 

過去の柿の記事もよかったら併せてご覧ください。

【佐渡の食材】佐渡特産おけさ柿

【佐渡の食材】佐渡島特産おけさ柿の干し柿&柿酢の作り方【その1】

【佐渡の食材】佐渡島特産おけさ柿の干し柿&柿酢の作り方【その2】

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。